クリエイター向けの3D Vision対応フルセット――「MDV-ADS7410S-WS-3DV」を試す:3Dコンテンツを作ろう!(2/2 ページ)

» 2011年02月07日 18時00分 公開
[小川夏樹,ITmedia]
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基本性能の高さをベンチマークで確認

エクスペリエンスインデックスは、HDDが5.9、プロセッサとメモリは7.5だ。グラフィックスも6.4と、Windows 7をサクサク動かすに足るスコアになっている

 それではいつものように、定番のベンチマークソフトを実行してパフォーマンスをチェックしていこう。

 まずはWindows 7のエクスペリエンスインデックスだ。スコアを見ると、HDDが5.9となっているがプロセッサとメモリは7.5と7を超えた。OpenGLに最適化されているグラフィックスも、Windows Aero向けとゲーム向けがともに6.4と意外とよいスコアになっている。クリエイター向けのADS7410Sにとっては性能よりも、業務での安定動作が最重要項目だが、HDDの5.9というスコアを合わせてもかなり高性能なシステムであることが分かる。

 次に、PCMark05、PCMark Vantage、3DMark 06、3DMark Vantageといった専用のベンチマークに加え、少し古い3Dゲーム系としてFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3、THE LAST REMNANT、最新のゲームのチェック用にFINAL FANTASY X? Official Benchmarkを実行した。

PCMark05(画面=左)とPCMark Vantage(画面=右)の結果

3DMark06(画面=左)と3DMark Vantage(画面=右)の結果

FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3(画面=左)、THE LAST REMNANT体験版&ベンチマーク(画面=中央)、FINAL FANTASY XIV Official Benchmark(画面=右)の結果

 結果は上のグラフの通りだ。CPUやメモリーが関係する項目に関しては、一般向けのモデル同様に高いスコアを出している。その一方で、OpenGLに最適化されたグラフィックスカードを搭載するため、DirectX関連のスコアは、古いDirectXベースのFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3以外がふるわない結果となった。最新のFINAL FANTASY X? Official Benchmarkに至っては、CPU的には余裕があるはずなのに低いスコアになってしまっている。ただ、このモデルの本来の目的は3Dコンテンツ作成なので、今度はそれを実感できる用途でチェックしてみた。

3Dコンテンツ作成者で3D Visionを導入したい人にオススメ

 そもそもADS7410Sは、3Dゲームをプレイするパフォーマンスを求められるマシンではない。このため、DirectX関連のスコアが低いからといって評価が下がるわけもはない。かといってクリエイター向けのマシンであることを評価するためには、何らかのツールが必要だ。そこでイーフロンティアが販売している3D CG作成ソフト「Shade」シリーズで作成したデータを3D Visionで3D立体視で見ることができる「Shade 3Dブラウザ」を使い、実際に3D立体視の使用感をチェックしてみた。

 このブラウザは、フリーのCADソフトであるGoogle SketchUP用のデータも読み込めるのが特徴で、Googleの「3Dギャラリー」で公開されているGoogleスケッチのCADデータを読み込んで3Dデータを作成することが可能だ。もちろんそのデータを3D Visionでチェックすることもできる。つまりShadeなどで作成したデータを3D立体視で、よりリアルにチェックすることが可能になるわけだ。

イーフロンティアの「Shade」シリーズで作成したデータを3D Visionで見ることができる「Shade 3Dブラウザ」。3Dモデルをグルグル回転させたり拡大・縮小したりといった操作が3D Visionで行える(画面=左)。あらかじめ数種類のデータが用意されている。最初に紹介した昆虫だけでなく、このようなロボットは、3D Visionで見たほうがよりリアルに感じることができるだろう(画面=右)

フリーのCADソフトである「Google SketchUP」のデータは「Shade 3Dブラウザ」に読み込ませることができる。画面は「Google SketchUP」で作成したデータが公開されている3Dギャラリー(画面=左)。Shade 3Dブラウザを起動したら、読み込みのボタンを押してGoogle SketchUPデータのフォルダを開き、読み込みたいファイルを指定する(画面=中央)。Google SketchUPで作成されたデータの読み込みが開始され、しばらくすると、画面のように3Dのデータとなって表示される。標準で組み込まれているモデルと同じように回転させたり拡大・縮小することが可能だ(画面=右)


 実際に3Dグラスをかけて3D立体視表示をオンにすると、画面内のオブジェクトがディスプレイよりも手前側に飛び出して見えるようなデータもあり、かなり有効であると感じる。クリエイター向けにも3D Visionが有用であることが分かる体験だった。

 以上、ADS7410Sを紹介してきたが、ベンチマークのスコアでは見えてこない特徴は、Shade 3Dブラウザを使うことで経験できた。3D Visionが作成したコンテンツにリアリティを追加してくれる。システム的にも安定しているし、CPUパワーから考えても、かなりの実用度を持っていると分かる。クリエイター向けPCとしての素性もよいので、3D Visionによるリアリティの追加という部分を副次的に考えても、新しく業務に使うPCを探しているのであれば、選択候補に入れておいて損はないマシンだ。

→マウスコンピューター公式サイトで「MDV-ADS7410S-WS-3DV」をチェックするicon
より高度なクリエイティブに対応するフルセットモデル。価格は16万8000円(税込)円(税込/2月7日現在)。


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