ビジネスプリンタの選び方(前編):オフィス機器購入ガイド(1/2 ページ)

» 2011年02月17日 12時45分 公開
[小川夏樹,ITmedia]

SOHO/SMB向けビジネスプリンタのチェックポイントは?

 ひとくちにビジネスプリンタといってもさまざまだが、特にSOHOやSMB(中堅・中小企業)では、それぞれに条件や特殊な事情が存在することが多く、最適な製品選びが難しいのではないだろうか。

 今回はSOHOやSMBで最適なビジネスプリンタを選び出すためのチェックポイントを紹介しよう。次回からは、それを踏まえて、実際の注目機種をピックアップしていく。


 膨大な数が販売されているビジネスプリンタから最適な製品を選ぶためには、まず市場のトレンドを知って、どういった製品があるのかをチェックする。その後、製品の選択ポイントの中から自分の環境においてどういった点(性能や機能など)を重視するか決めていくのがよいだろう。

 現在SOHO/SMB環境向けのビジネスプリンタ市場で主流は、レーザー/LED方式を採用したプリンタだ。具体的には「半導体レーザー+乾式電子写真方式」「LEDヘッド+乾式電子写真方式」「間接静電転写方式」「レーザーゼログラフィー」といった印刷方式を採用している。また、個人向けモデルが多数を占めるインクジェットプリンタもビジネス向け製品が増えつつあり、高いコストパフォーマンスが得られるので、合わせてチェックしておきたい。

 次にSOHO/SMB向けプリンタ市場動向を押さえておこう。ここ数年、手ごろな価格のビジネス向けプリンタ市場は拡大を続けている。競争激化による低価格化も加速してきており、最近では5万円程度の予算でも選択肢は豊富だ。10万円の予算があれば、幅広いオフィス環境で満足できる性能と機能が得られる。10万円未満という金額は、会社の固定資産を考えると全額経費として償却できる上限なので、この点からも導入しやすいだろう。もちろん、導入後のランニングコストも考慮する必要がある。

 こうして印刷方式の選択肢が増え、低価格化も進んだことで、一昔前は予算の都合でモノクロレーザープリンタ(専用機)を選んでいたという場合でも、カラー化やA3対応、さらにはスキャナやコピー、ADF、FAX機能を備えた複合機にも手が届きやすくなった(機能面でのチェックポイントは後述)。

 また、デザイン面でもスタイリッシュになったり、本体をよりコンパクトにデザインすることで、設置面積が少なくて済んだり、有線LANや無線LANを標準で搭載するなど、設置の自由度が高い製品が増えている。加えて、レーザー/LEDといった印刷方式では、どうしても高くなりがちな消費電力を低く抑える省電力化といったエコにも配慮された製品が注目されている。

 以上、現在のSOHO/SMB向けビジネスプリンタのトレンドをざっとまとめると以下のようになる。

1. 印刷方式はレーザー/LEDだけでなく、インクジェットからも選択できる

2. 5万円程度の価格帯に多くの製品が存在、予算は10万円未満が目安

3. 低予算でも専用機/複合機、モノクロ/カラー、A4/A3など幅広い選択が可能


 それでは、次のページでは必要な機能を絞り込んでいこう。

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