“何でも入り”で、まさに新生活向け──“オールインワンモバイル”に進化した「LaVie M」の実力チェック13.3型なのに“テンキー”も搭載(2/4 ページ)

» 2011年02月18日 17時00分 公開
[太田百合子(撮影:矢野渉),ITmedia]
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モバイルノートPCながら、「テンキー付き」のキーボードを採用

photo 13.3型サイズのモバイルノートPCながら、テンキーも内蔵するのが特徴。キーデザインは、キー1つ1つが独立したアイソレーションキー仕様で、キートップの面積が広めで、かつキーの間隔が空いているので、爪の長い人でも違和感なく入力が可能だ

 LaVie Mは、オールインワンA4ノートPCと同様にテンキー付きのキーボードを備える。これはモバイルノートPCとしては非常に珍しく、2011年2月現在、新モデルとして購入できる13.3型サイズ以下の国内メーカー製ノートPCにおいて、唯一の特徴と思われる。

 キーボードはキー1つ1つが独立したアイソレーション仕様で、主要キーのキーピッチは18ミリ、キーストロークは約2.4ミリを確保する。標準ピッチの19ミリより数値はわずかに狭いが、キーの小ささや窮屈さはほとんど感じない。そして、数値入力時にテンキーがあると確かに便利なシーンが多く、普段もWeb通販の住所入力などで利用したりもする。もちろんExcelなど数値入力が主となるアプリケーションを業務や授業で多用するなら、この“テンキー付き”による操作性のよさはより満足できると思われる。

 タッチパッドには、マルチタッチでのジェスチャー操作などに対応する「NXパッド」を採用する。手書き文字の認識などを可能な機能も備えている。

photophotophoto タッチパッドの右上/左上のタップを任意の機能に割り当てられるほか、パンスクロールやピンチズームといった2本の指を使ったジェスチャー操作も可能。手書き入力ができる「手書きでお助けパッド」機能も備わる

 搭載インタフェースは、HDMI出力、アナログRGB出力、USB 2.0×3、マイク/ヘッドフォン端子、SDXC対応SDメモリーカードスロット、1000BASE-T準拠の有線LANなど。普段のPC利用において過不足ない構成で、USB 2.0の1つは電源オフでも携帯電話や音楽プレーヤーなどをUSB充電できる「パワーオフUSB充電」に対応する。

photophoto 本体前面にマイク/ヘッドフォン端子、UHS-I対応SDXC緒サポートするSDメモリーカードスロット、バッテリーや無線LAN状態、HDDアクセス状況などを示すLEDランプが備わる
photophotophoto 本体左側面にDC入力ポート、排熱口、アナログRGB出力端子、HDMI出力端子、USB 2.0、右側面にDVDスーパーマルチドライブ、USB 2.0×2、1000BASE-T準拠の有線LAN、盗難防止ロック(ケンジントンロック)ポートが備わる。ディスプレイは130度前後まで開く。本機は薄型ボディの実現を目的に逆ヒンジ構造を採用するためだが、やや浅めだ。机上で使うには困らないが、ヒザに乗せて使うシーンなどでは見にくい可能性があるので少し注意したい
photo 携帯電話やポータブル音楽プレーヤーの充電に便利な「パワーオフUSB充電」機能。PCの電源をオフにしてもUSB端子経由で機器を充電できる

 SDメモリーカードスロットは高速転送規格“UHS-I”に対応した大容量のSDXCをサポートし、対応SDメモリーカードを用いて従来より高速にデータ転送が行える。最近、デジタルカメラやデジタルビデオカメラといった映像・写真機器を中心にSDXC対応機器が増えており、大容量のデータをより高速にPCへ取り込みたい場合に威力を発揮する。

 通信機能はIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANと1000BASE-T準拠の有線LANを備える。LM750/DSを含む今回のLaVie Mは、前モデルで対応したWiMAXを標準搭載としない点は残念だが、別途USB接続型のデータ通信機器やポータブルルータ型の機器とともにモバイルデータ通信ももちろん活用できる。また、NEC独自のPC遠隔操作ツール「Luiリモートスクリーン」のクライアントとしても利用できる。

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