「Monster X3」を冷静に使う:イマドキのイタモノ(3/3 ページ)

» 2011年02月22日 11時00分 公開
[芝田隆広,ITmedia]
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用途をしっかり定めてから購入したい

 Monster X3において最も大きな問題は「そもそも、何に使うか」だ。Monster X3は、HDCPの施された信号をそのままではキャプチャーできない。Monster X3の製品情報ページには、「AVCHDカメラなどのハイビジョンカメラから出力される映像をPCで表示&取り込み可能」とある。しかし、デジタルビデオカメラなどの場合は、USBケーブルなどを使ってファイルを取り込むほうが早いし、画質の劣化もなく、ファイルサイズも小さくて済む。実際のところ、この用途に使うユーザーは多くないだろう。“HDCPを回避する機器”を使えば、HDMIコネクタを装備した機器から映像を取り込めるが、法的には問題とする解釈もあり、追加投資も必要だ。

 変わったアイデアとしては、「PCの出力を録画する」といった利用方法がある。HDMI出力を装備したPCなら、そのまま接続してキャプチャーできる。DVIしかないPCでも、HDMIと互換性があるので変換ケーブルを使うことでMonster X3と接続が可能だ。例えば、全画面を使って動作するPCゲームの画面や、BIOS、RAIDユーティリティなど、Windowsのデスクトップからキャプチャーできない画面を録画することも可能だ。

 導入で、用途や周辺機器、PCのスペックなどいろいろ考慮すべき問題はあるものの、用途が定まっているユーザーには便利なキャプチャーカードだ。設定も難しくはない。映像を取り込みたい機器の映像出力インタフェースの種類、HDCPの有無、解像度、フレーム数、プログレッシブ/インタレースなどを正しく確認して購入を検討したい。なお、エスケイネットでは、前モデルの「Monster X2」も併売している。D端子を使ったアナログ映像のキャプチャーも行ないたいユーザーは「Monster X2」、1080/24pの動画をHDMIでキャプチャーしたいユーザーは「Monster X3」というすみ分けになるだろう。

予約録画やタイマー録画などを行ないたいユーザーは、フリーソフトの「アマレコTV」などの利用を検討してみたい(写真=左)。DVI→HDMI変換ケーブルを利用して、PCの画面をキャプチャーすると、通常の方法では難しいBIOS画面もゆがみなく保存できる(写真=右)

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