“性能電力比”は向上したか?――GTS 450を強化した「GeForce GTX 550 Ti」を検証せよイマドキのイタモノ(2/2 ページ)

» 2011年03月16日 11時30分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]
前のページへ 1|2       

性能はGTX 460とGTS 450のほぼ中間。消費電力の増加は抑制

 ベンチマークテストの比較機材としては、GeForce GTS 450搭載の「ENGTS450 DIRECTCU TOP/DI/1GD5」と、性能的に1段階上のクラスとなるGeForce GTX 460搭載の「ENGTX460 DIRECTCU/2DI/1GD5」を用意した。なお、すべてOCモデルとなる。そのほかの検証システムの構成は従来のベンチマークテスト記事と同様で行っている。

評価用システム構成
CPU Core i7-980X Extreme Edition(3.33GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.6GHz)
マザーボード ASUS Rampage II Gene
チップセット Intel X58 Extreme+ICH10R
メモリ DDR3-1066(4Gバイト×3)
HDD WD5000AAKS(500Gバイト/7200rpm/16Mバイト)
OS 64ビット版 Windows 7 Ultimate

3DMark06:3DMarks、nonAA/nonAN
3DMark06:3DMarks、8xAA/8xAN

3DMark Vantage:Overall
3DMark 11:3DMarks

LOST PLANET 2:DirectX 11、テッセレーション:Heavy
BIOHAZARD 5:DirectX 10

The Last Remnant:DirectX 9
消費電力

 ベンチマークテストの結果から見ると、GeForce GTX 550 Tiは、GeForce GTS 450とGeForce GTX 460の間のポジションにあるといえる。その傾向を各ベンチマークテストで確かめていくと、3DMark 06では、低画質低解像度条件でややGeForce GTX 460寄りだが、高画質高解像度条件になるとGeForce GTS 450寄りのスコアになっている。3DMark 11の結果もこれに近い傾向を示している。

 一方、3DMark VantageではGeForce GTS 450をやや上回る程度にとどまっている。CUDAコアの影響がないGraphics Scoreでも同様の傾向で、3D表現の実装方法によって性格が異なる可能性を示している。ゲームタイトルを用いたベンチマークテストでは、DirectX 11に対応するLOST PLANET 2、DirectX 10に対応するバイオハザード5、DirectX 9に対応するThe Last RemnantのいずれでもGeForce GTX 460とGeForce GTS 450のほぼ中間という結果だ。

 消費電力はアイドル時でGeForce GTS 450から4ワット増え、GeForce GTX 460から2.5ワット減っている。一方で、ピーク時の値はGeForce GTS 450に近く、GeForce GTX 460からは大きく消費電力減となった。性能はGeForce GTX 460とGeForce GTS 450の中間であっても消費電力はGeForce GTS 450に近いということは、性能電力比は向上しているといえるだろう。

DirectX 11へ乗り換えたいミドルレンジGPUとして有効なモデル

 以上の性能評価における結果では、最新のゲームタイトルを最高の設定条件で動作させるのは無理でも、比較的低解像度で楽しむのであれば十分と考えられる。しかし、500シリーズ世代となったもののGeForce GTS 450ユーザーが買い換えるには性能の向上幅が小さい。やはりNVIDIAが考えるようにGeForce 8600 GTなどのやや古い世代のGPUを使っているユーザーの買い替え候補というのが正しいだろう。およそ1万円台半ばという価格設定もGeForce 8600 GTと近い。GeForce GTS 450をパスしたユーザーにも適したGPUかもしれない。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月21日 更新
  1. 文字起こしと要約がずっと無料のAIボイスレコーダー「Comu Action Pro」発売 9月20日まで2万9800円 (2026年08月20日)
  2. 総メモリ748GB、AI性能20PFLOPS! デルがGB300搭載のワークステーション「Dell Pro Max with GB300」を発売 (2026年08月20日)
  3. ビジネスシーンにもなじむチタンボディー! 本格ランウォッチ「Amazfit Cheetah 2 Pro」を日常使いしてみた (2026年08月19日)
  4. Google「Pixel 11」は何が変わった? 前モデル「Pixel 10」からの進化ポイントをチェック (2026年08月20日)
  5. 5ボタン搭載でWeb閲覧作業を効率化できる「エレコム ワイヤレスマウス M-FBL01DBXSBK」がセールで10%オフの1250円に (2026年08月20日)
  6. 大阪・関西万博の人気パビリオンが東京で進化! 漱石アンドロイドも登場する「いのちの未来+」体験レポート&石黒教授インタビュー (2026年08月20日)
  7. 上下2画面で21型相当の圧倒的作業領域! 実売約7万円で手に入るサンコーの2画面モバイルディスプレイを試す (2026年08月20日)
  8. アイオー、レコーダーソフト「BDレコ」「DVDレコ」が他社製Blu-rayレコーダーからのダビングに対応 (2026年08月18日)
  9. ゼンハイザーがaptX Adaptiveをサポートし、ユーザー自身でバッテリー交換も可能になった高性能ワイヤレスイヤフォン「MOMENTUM True Wireless 5」 (2026年08月20日)
  10. スマホで耳の中を確認しながらケアできる「TAREASS カメラ付き耳かき」がセールで39%オフの1577円に (2026年08月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー