“公平”なプリペイドSIM──「b-mobile Fair」は本当に速度制限なし?:月額換算で2087円から、ならば手軽に使えそう(2/3 ページ)

» 2011年04月12日 11時30分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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速度は「純正のドコモデータ通信」と同じクラスに ポート・利用アプリケーションの制限もなし

photo パッケージの台紙かSIMカードを切り離した“枠”に、初期登録を行う「24時間対応開通手続きダイヤル」とSIMカードに割り振られている電話番号が記載されている

 b-mobile Fairのパッケージは、SIMカードと台紙を兼ねる利用マニュアルのみのごくシンプルなものだ。SIMカードにユニークな080から始まる電話番号とUSIM番号が振られている。サイズは標準のSIMカードサイズのみ。iPhone 4などで用いるmicro SIMサイズのラインアップはないが、「それも検討している」という。

 利用できる機器は、SIMロックフリーのデータ通信端末やFOMAハイスピード対応3Gモジュールを内蔵するPCやスマートフォン、タブレット機器などが挙げられる。詳しくは、技術基準適合証明を受けた(技適マークありの)SIMロックフリー機器を含む、2100MHz帯あるいは800MHz帯を用いるW-CDMA(HSDPA/HSUPA)を利用するFOMAネットワーク対応端末──となる。

 ポータブルルーターなら同社「b-mobile WiFi」や「IDEOS」など、USBデータ通信端末はNTTドコモの「L-05A」や「A2502 HIGH-SPEED」ほか多数、PCは例えばソニースタイルで“b-mobile 最大6カ月無料ワイヤレスネット接続パック”などを用意する「(3Gモジュール内蔵)VAIO P」などで利用できる。詳細は「b-mobileSIMの動作確認端末一覧」サイトを参照するとよいだろう。今回はその一例として、SIMロックフリーのポータブルルーター「b-mobile WiFi」を用いて検証する。

 b-mobile FairのAPN設定(Access Point Name:データ通信を行うためのネットワーク設定文字列)は以下の通りだ。

  b-mobile FairのAPN設定 (参考)b-mobileSIM U300の設定
APN dm.jplat.net
ユーザー名 bmobile@fr bmobile@u300
パスワード bmobile

 b-mobile WiFiと使用する機器を無線LANで接続し、ブラウザの「http://192.168.0.1/」よりアクセスするweb設定ツールで、このAPN設定を追加する。b-mobile WiFiにあらかじめ設定されるU300のAPN設定とはユーザー名のみが異なり、これにより利用サービスを切り分けているようだ。

photophoto b-mobile WiFiは、Web設定ツールでb-mobile Fair用のAPNを登録する。左はb-mobile Fair用のAPN設定、右はb-mobileSIM U300用の設定

 初回利用時は、パッケージに記述されている「24時間対応開通手続きダイヤル」に電話をかけて開通手続きを行う。パッケージに記述される開通手続きダイヤルの電話番号へ携帯電話(や音声サービス対応のスマートフォンなど)で電話をかけ、音声ガイダンスに従って購入したSIMカードの電話番号(こちらもパッケージに記述)をキー入力する。入力後、5分ほどで開通手続き(アクティベート)が完了する。

 初回の利用期限は、この初回手続き完了から1Gバイト分(上り、下り含む)通信するか、120日に達するまで。あとどのくらい通信できるか(あと何日利用できるか)──は、スマートフォンならAndroidアプリ、PCなら「My b-mobile」(http://www.bmobile.ne.jp/mypage/)サイトより確認できる。ユーザーID/クレジットカードの登録で、ここから1Gバイト分のチャージやストック(1Gバイト単位で複数単位分をストックできる)、「残りデータ数が少なくなったら/有効期限が5日を切ったらオートチャージする」といった設定が行える。

 改めて、b-mobile Fairの利用条件は以下の通りだ。

  • 初回接続日から起算して120日間において、1Gバイト(1000Mバイト)までの通信を利用可能
  • 利用可能なデータ量は“1Mバイト”単位で減算する仕組み
  • 利用可能なデータ量を消費すると、有効期間内でもインターネット通信はできなくなる
  • また、有効期間が終了すると利用可能なデータ量が残っていてもインターネット通信はできなくなる
  • 上記利用終了後も、別途My b-mobileサイトでチャージすることで引き続き利用できる
  • 利用可能な通信量を簡易チェックできるAndroid端末用ウィジェットを用意
  • 再チャージ可能な期間は、利用終了後より60日間(60日を過ぎると再アクティベートも不可とのこと)
  • SIMカードはユーザーに貸与するもの。原則として利用終了後は同社に返却する必要がある
  • 最大通信速度は(ドコモのHSUPA対応エリア内において)下り7.2Mbps、上り5.6Mbps。ただ、利用エリアや利用機器の仕様に準じる


photophotophoto 「My b-mobile」サイトで有効期限の確認やチャージ手続きなどが行える
photophoto アイコンの点滅ドット数で残量を視認できるAndroid端末用ウィジェットも用意する。残量が少なくなったら自動的にチャージする「オートチャージ」の機能も用意する

 また、NTTドコモの定額データプランと比較し、SkypeなどのVoIPを利用するアプリケーションの利用制限、そして「3日間の通信量が300万パケット以上となった場合、通信速度を制限する」といった縛りを設けないのも特徴だ(もっとも、当初はアプリケーション・ポートの制限がきつかったドコモの定額データプランも、2010年11月に利用制限がかなり緩和され、ネットラジオやオンラインゲーム、Windows Live Messengerなどが普通に利用できるようになっている)。

 続いて実速度をチェックしよう。



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