“公平”なプリペイドSIM──「b-mobile Fair」は本当に速度制限なし?月額換算で2087円から、ならば手軽に使えそう(1/3 ページ)

» 2011年04月12日 11時30分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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「b-mobile Fair」:通信量1Gバイト分を「8350円/4カ月」で購入する新しいデータ通信スタイル

photo 日本通信「b-mobile Fair」と、b-mobile Fairを利用できSIMロックフリー機器の1つ「b-mobile WiFi」(左)

 “公平”という名称のデータ通信用プリペイドSIMカードの新サービス「b-mobile Fair」が2011年4月15日に始まる。

 b-mobile Fairは、NTTドコモの3G網(FOMAハイスピード)を通信総量1Gバイト分まで、通信速度の制限なしに使用できるプリペイド制のデータ通信サービスだ。最初は1Gバイトの通信利用権付きSIMカード(の利用権)を単体購入し、以後は1Gバイト単位で通信利用権をチャージしながら継続利用する──というシンプルな利用スタイルを提案する製品となっている。

 価格は、1Gバイト利用権とSIMカードを含む初回用パッケージが9800円(税込み、以下同)、継続用の1Gバイト分利用権(チャージ額)が8350円で、初回および1チャージあたり4カ月(120日)の有効期限がある。

 300kbpsの通信速度制限を設けつつ、月額2480円前後(6カ月/12カ月版購入時、1カ月版は2980円)で使い放題の特徴を持つ同社のデータ通信用SIMカード「b-mobileSIM U300」(2011年4月開始)と比べ、b-mobile Fairは通信速度の制限がない代わりに通信総量を制限する違いがある。NTTドコモの広大なFOMA(3G)ネットワークを利用でき、SIMカードそのものもFOMAカード(NTTドコモのSIMカード)である特徴は同じだ。前者は「期間の利用権」、後者は「通信量の利用権」に代価を支払うもので、海外の通信事業者が展開するプリペイドSIMカードの便利な利用スタイルをようやく日本でも手軽に利用できるようになった。

 日本通信によると、b-mobile Fairを毎月ギガバイト単位でガンガン通信する超ヘビーユーザーとまったく使わないノンユーザー以外に訴求したいという。

 NTTドコモの定額制プランで利用するユーザーのうち、上位1%の超ヘビーユーザーがトラフィック全体の約30%を占めているのに対し、一般ユーザーにあたる約65%は200Mバイト/月程度で済ませている。比較的PCリテラシーが高く、積極的にデータ通信を使うユーザーの割合が多い日本通信のb-mobileSIM U300ユーザーでも300〜400Mバイト/月ほどとのことだ。コストに換算すると、42人の一般ユーザーが1人の超ヘビーユーザーをサポートしている計算になるという。

photophotophoto 定額制データ通信サービスユーザーの65%は通信量200Mバイト/月ほどだという。b-mobile Fairは超ヘビーユーザーとノンユーザー以外のモバイルデータ通信利用者をターゲットとする。国内他社の二段階定額プランの2年契約時月額料金と比べると、1カ月あたりの通信量が754Mバイト以下ならb-mobile Fairが向くとしている

 b-mobile Fairはこの格差をなくし、通信する分だけ対価を支払う応分負担する仕組みを採用することで、名称にちなんだ「公平」な通信環境を提供する製品となっている。日本通信製品のラインアップで勘案すると、常にガンガン通信する超ヘビーユーザーや、スマートフォン用のメインモバイルデータ通信環境とし、ほぼ固定額で通信量を気にせず使いたいユーザーは速度を制限しつつ使い放題のU300を、それ以外のユーザーは速度制限を設けず、利用する分のデータ通信量だけ対価を支払う仕組みとするFairを導入してほしいという考えだ。

 では、b-mobile Fairで「どのくらい速度が出るか」、そして「どう活用できそうか」をチェックしよう。


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