写真と動画で見る“2Way”スレートPC「FMV LIFEBOOK TH」キーボード搭載+Oak Trailで差別化(2/2 ページ)

» 2011年05月17日 11時15分 公開
[前橋豪,ITmedia]
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インテルのタブレット向け最新プラットフォームを採用

 基本スペックについては、「Oak Trail」の開発コード名で知られるインテルのタブレット向け最新プラットフォームを採用する。パフォーマンスより、実装面積の小型化や省電力を重視した選択だ。

 CPUのAtom Z670はシングルコアだが、Hyper-Threadingにより2スレッドの同時実行が可能。CPUコアは1基で、動作クロックは1.5GHz、2次キャッシュ容量は512Kバイトとなる。45ナノメートルプロセスルールで製造され、最大TDP(熱設計電力)は3ワットと低い。

 Atom Z670はメモリコントローラとグラフィックス機能も統合しており、メモリはDDR2-800/最大2Gバイトに対応、グラフィックス機能はDirectX 9世代のIntel GMA 600でコアクロックが400MHz、1080pのビデオデコードもサポートする。チップセットはIntel SM35 Expressを採用し、Serial ATAやUSB 2.0、HDオーディオ、HDMI出力が可能だ。

 メモリは1Gバイトオンボード(PC2-6400/増設不可)、ストレージは120GバイトSerial ATA HDD(4200rpm)を内蔵する。HDDはCドライブ(空き領域35.5Gバイト/47.7Gバイト)とDドライブ(空き領域47.7Gバイト/47.7Gバイト)に分けられていた。価格を考慮したスペックといえるが、できれば2GバイトメモリやSSDのオプションが欲しかったところだ。

CPU-Zの情報表示画面。CPUはAtom Z670、グラフィックスはCPU内蔵のIntel GMA 600だ

TH40/Dのデバイスマネージャ画面



薄型タブレットながら拡張端子は充実

 通信機能はIEEE802.11b/g/nの無線LANとBluetooth 3.0+HSを装備し、有線LANはない。拡張端子などは、SDXC対応SDメモリーカードスロット、USB 2.0×2、HDMI出力、ヘッドフォン/ラインアウト兼用端子、ステレオスピーカー、デジタル(モノラル)マイク、有効画素数30万画素のWebカメラを備えており、この薄さのスレートPCとしてはなかなか充実している。

前面には青色LEDによる電源、HDD、通信機能のインジケータを用意(写真=左)。背面にインタフェースなどは用意されない(写真=右)

左側面に音量調節ボタン、ヘッドフォン/ラインアウト兼用端子、SDXC対応SDメモリーカードスロット、HDMI出力を搭載(写真=左)。右側面に電源ボタン、2基のUSB 2.0、ACアダプタ接続用のDC入力が並ぶ(写真=右)

OSは32ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)

 プリインストールOSは32ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)、WebブラウザはIE9、オフィススイートはOffice Personal 2010を採用。そのほか、スマートフォンから写真や動画などを取り込むソフトの「F-LINK」、省電力ユーティリティ、電子辞書ソフトなどを備える。

試しに試作機でWindowsエクスペリエンスインデックスを実行したところ、このような結果となった

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