“Sandy Bridge”な「MacBook Air」を新旧比較(前編)旧型ユーザーは涙目か(1/2 ページ)

» 2011年07月26日 11時00分 公開
[後藤治(撮影:矢野渉),ITmedia]

大きく進化した「MacBook Air」のハードウェア

新型「MacBook Air」

 Sandy Bridgeこと第2世代Core iプロセッサ・ファミリーを採用する新型「MacBook Air」がついに登場した。次世代Mac OS「OS X Lion」のリリースとともに、ハードウェア新製品も投入されるという事前のウワサがあったため、「MacBook Pro」や「iMac」に続く“Sandy Bridge世代のMacBook Air”を心待ちにしていた人は多いだろう。

 新ハードウェアとして、「Mac mini」と「Apple Thunderbolt Display」も登場しているが、まずはMacBook Airの11インチと13インチモデルを取り上げ、旧機種との比較を交えながらレビューしていく。

 まずは新旧MacBook Airのスペックをおさらいしてみよう。既報の通り、最大の変更点は内部システムの刷新だ。Penryn世代のCore 2 Duoを搭載していた旧機種に対して、第2世代Core iプロセッサを搭載する最新モデルは、Nehalemを飛び越し一気に2世代進化したことになる。また、これに応じて1333MHz動作のDDR3メモリが採用され、処理性能は最大2.5倍(公称)に引き上げられた。グラフィックス機能は、従来のチップセット統合型グラフィックスであるGeForce 320Mから、CPU内蔵のIntel HD Graphics 3000を利用する仕様に改められており、この辺りの変化も気になるところだろう。

13インチモデル(写真=左)と11インチモデル(写真=右)

 2010年10月に登場した旧MacBook Airは、11インチモデルの登場とボディデザインの一新、およびSSDの採用による“iPad”らしい高速起動を実現したのが特徴だったが、見た目がほとんど変わらない今回のほうが、実はより大きなアップグレードといっていいかもしれない。最新のOS X Lionがプリインストールされる初めてMacBook Airにふさわしい内容だ。なお、アップグレードに物理メディアを使わないLionでは(基本的にMac App Store経由でアップグレードする)、SSD内に専用の復元領域を持つため、USBメモリによるリカバリメディアが付属しなくなった。


美しいアルミユニボディにThunderboltポートを搭載

1枚の金属板を思わせるアルミユニボディ

 おなじみのアルミユニボディは、旧機種をほぼそのまま踏襲している。ご存じの通り、アルマイト加工が施された外装は、ボディ両端に向かってわずかにわん曲し、光の加減でかすかなグラデーションを描く美しいデザインだ。最薄部がわずか3ミリのボディは、実際に薄いだけでなく、“薄く見せる”ということに関しても他のノートPCとは一線を画していると感じる。旧モデルの登場からすでに8カ月が経過し、特に目新しさはないはずなのに、改めて本体を眺めたときや、カバンから取り出す瞬間などに、ふと「やっぱり薄い。カッコイイ」と思わせる魅力がMacBook Airにはある。

 ただ、本体をつぶさに眺めると、旧機種と違う部分も散見される。先にリリースされたMacBook ProやiMacと同様に、右側面に搭載されていたmini DisplayPortがThunderboltに代わったのがその1つ(コネクタ形状は同じだが、印字がイナズマのロゴになった)。Thunderbolt対応機器の状況は、サードパーティに頼る部分も大きいため、まだまだこれからという印象だが、MacBook Airのリリースにあわせてアップル自らがThunderbolt対応ディスプレイを投入したのはうれしいニュースだ。

 27型ワイド(2560×1440ドット)のApple Thunderbolt Displayは、USB 2.0やFireWire 800などの各種ポートをはじめ、MacBook ProとMacBook Airを充電できるMagSafeアダプタや、MacBook Airにはない有線LANポートも搭載するなど、ノート型Macのドッキングステーションという側面を持つ。最安MacBook Airと同じ8万4800円とやや値が張るものの、普段はモバイルで利用するAirを、自宅やオフィスでは広いデスクトップ領域で使いたい、というニーズにぴったりだ。

11インチモデルの右側面と13インチモデルの右側面。いずれもThunderboltポートが搭載され、ロゴが変わっている(写真=左/中央)。11インチモデルと13インチモデルの大きな違いの1つとして、SDメモリーカードスロットの有無が挙げられる。これを理由に11インチモデルを選べないという人もいるようだ(写真=右)

13インチモデルは1440×900ドット表示、11インチモデルは1366×768ドット表示に対応する。ちなみにこの壁紙、アップルにしてはセンスが悪いような気がしないでもない(写真=左)。設置面積は11インチモデルが300(幅)×192(奥行き)ミリ、13インチモデルが325(幅)×227(奥行き)ミリ。いずれも厚さは3〜17ミリと非常に薄いが、液晶ディスプレイのサイズに対してフットプリントはやや大きい(写真=中央)。底面まできっちりとデザインされている(写真=右)

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月25日 更新
  1. 画面が伸びる! 勝手に回る! デジタル文房具の未来を拓くLenovoの“変態ギミック”搭載PC 3選 (2026年02月23日)
  2. AI故人との対話は「1年」まで?――開発者があえて「卒業」を推奨する理由 (2026年02月24日)
  3. パーツ高騰の救世主? 実売6000円弱のコンパクトPCケースや1.4万円のIntel H810マザーが話題に (2026年02月23日)
  4. 羊の皮を被った赤い狼 日常に溶け込む“ステルス”デザインにRTX 5070を秘めたゲーミングノート「G TUNE P5(レッド)」レビュー (2026年02月24日)
  5. 16GB版と8GB版のすみ分けが進むRTX 5060 Ti――HDD「完売」報道の影響は? 今週末のアキバパーツ事情 (2026年02月21日)
  6. モニター台とドッキングステーションが合体した「Anker USB-C ハブ 10-in-1 Monitor Stand」が28%オフの1万7990円で販売中 (2026年02月20日)
  7. マウスの概念が変わる! ロジクールG「PRO X2 SUPERSTRIKE」が切り開く“身体感覚”と直結する新たなクリック体験 (2026年02月18日)
  8. ルンバが日本のために本気を出した! 「Roomba Mini」が示す“小が大を兼ねる”新基準とは (2026年02月21日)
  9. サンワ、手首の負担を軽減するエルゴデザイン形状のワイヤレストラックボール (2026年02月24日)
  10. Amazfit、チタン合金ボディーを採用した高耐久スマートウォッチ (2026年02月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年