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» 2011年08月02日 21時00分 公開

タブレットなのにキーボードの打ち心地?:ビジネス、コンシューマーに特化したAndroidタブレットをアピール (2/2)

[長浜和也,ITmedia]
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ThinkPadシリーズだから、企業向け機能は妥協せず

 レノボ・ジャパン 製品事業部 ThinkPad担当 土居憲太郎氏は、企業向けタブレットデバイスの販売戦略を紹介した。そのなかで、土居氏は従来のThinkPadで実装されていた「セキュリティ」「運用管理」「周辺機器」について、ThinkPad Tabletでどのように実現されているかを説明。セキュリティでは、インタフェースの無効化と本体搭載のデータストレージとカードリーダーに差したSDカードのそれぞれでデータを暗号化、さらに、マカフィーのMcAfee Mobile Securityを導入する。

 運用管理では、IEEE802.11b/g/nの設定で設定ファイルのインポートとエクスポートに対応するほか、VPN利用ではCiscoとJuniperのユーティリティを採用。また、マイクロソフトのActive Directory、Exchange ActiveSync、System Center Configuration Managerといった、大規模のシステムにおけるリソース管理ツールも導入している。

 アプリケーションの供給では、Androidマーケットに加えて、レノボがThinkPad Tabletで動作を検証をしたアプリケーションを提供する「Lenovo App Shop」を開設する。さらに、企業向けユーザーには「Corporate App Shop」を第3四半期からオープンして、契約した企業ごとに導入できるアプリケーションを限定したり、提供するライセンスの上限を設定したりといった細かい利用形態が可能になるという。

 周辺機器では、デジタイザーの「ThinkPad Talet ペン」、光学式トラックポイントとキーボードを内蔵するカバー「キーボード・フォリオ・ケース」、急速充電にも対応するUSBインタフェース搭載の「ThinkPad Tablet ドック」を用意する。

 液晶ディスプレイのパネルにゴリラガラスを採用して強度を確保し、通常サイズ(USB Aオス)のUSB 2.0や、SDメモリーカードスロットの本体搭載、そして、AndroidタブレットデバイスからUSBメモリへファイルを転送できる「USB Copy Utility」、Micorosoft Office 2010と互換性があるAndroidオフィスアプリケーション「Documents ToGo」のプリインストールなど、「企業向けに特化した」と土居氏がアピールする仕様を採用している。

 なお、Androidのバージョンアップについてレノボ・ジャパンでは、3.2において現在検討中としており、バージョンアップに伴う技術的問題はないが、搭載するTegra 2での検証が終えたタイミングで可能になるのではないかという見通しを示している。

運用管理機能では、CiscoにJuniper、そして、Microsoftなど、他社製アプリケーションを導入する(写真=左)。通常サイズのUSBやSDメモリーカードスロットを搭載するなど、ほかのAndroidタブレットデバイスにはないインタフェースも搭載する(写真=中央)。プリインストールアプリケーションでも、タブレットデバイス内のデータをUSBメモリーにコピーするものや、Microsoft Office互換のアプリケーションを用意する(写真=右)

 なお、ThinkPad Tabletの仕様と出荷開始予定、価格は、こちらの記事を、IdeaPad Tablet K1の仕様と出荷開始予定、実売予想価格は、こちらの記事を、また、それぞれの外観はこちらの記事をそれぞれ参照してほしい。

説明会では、本体に加えてそれぞれの周辺機器が展示されていた。キーボード・フォリオ・ケースは、実売予想価格が6800円前後で重さは約630グラム。USBで本体と接続する。角度を調整する台座は磁石で固定する。アイソレーションタイプのキーボードはThinkPad Edgeに近い打ち心地で、タブレットデバイスと一緒に持ち運ぶキーボードとして使い勝手はいいが、ThinkPad Tabletと組み合わせて約1.5キロに近くなる重さが評価の分かれるところだろう

ThinkPad Tablet ドックは、専用のインタフェースで接続して本体は縦置き限定になる(写真=左)。右側面にUSB 2.0を備え(写真=中央)、背面にHDMIとmini USBを搭載する(写真=右)

IdeaPad Tablet K1の周辺機器では、ケースカバーとヘッドセット(写真=左)、そして、急速充電に対応するチャージャードックが展示されていた(写真=中央)。これらの周辺機器は本体と同時に出荷されるが、チャージャードックだけ遅れるという。IdeaPad Tablet K1はホワイトとレッドのカラーバリエーションを用意する。アルミの枠が回りを囲むが、その太さは均等でない。その理由は、ドックに置いたときの安定性確保で重心を下にシフトするためとレノボは説明している(写真=右)

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