パーツ構成を考えてもらうにあたり、まずはネックとなっていた予算を15万円に拡大。ただし、入門用という主旨はそのままにお願いした。以下の表が、村上氏より新たに提案されたパーツ構成となる。
予算を15万円に拡大した構成表(★印が変更点) | |||
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カテゴリ | 製品名 | メーカー | 単価 |
CPU★ | Core i5-2500K | インテル | 1万7580円 |
マザーボード★ | Z68 Pro3 | ASRock | 1万1970円 |
メモリ★ | SMD-8G68NP-13H-D | サンマックス | 5990円 |
HDD★ | - | - | - |
SSD★ | CT128M4SSD2 | Crucial | 1万7480円 |
光学ドライブ | GH24NS70B-B | LG電子 | 2280円 |
グラフィックスカード★★ | WinFast GTX560 Ti GDDR5 | リードテック | 1万8980円 |
PCケース★ | SCG-1000-KWN1-JP ENFORCER | クーラーマスター | 1万3800円 |
電源★ | CMPSU-650TXV2JP | クーラーマスター | 8980円 |
OS | Windows7 Home Premium 64bit DSP版 | マイクロソフト | 1万250円 |
液晶ディスプレイ | E2260V-PN | LG電子 | 1万4800円 |
スピーカー★(ヘッドセットに変更) | SteelSeries 5H V2 headset | SteelSeries | 9880円 |
マウス★ | Deathadder 3500 BLACK edition | Razer | 5980円 |
キーボード★ | SteelSeries 6Gv2 | SteelSeries | 1万1480円 |
構成表をみると、CPUやマザーなどの基幹パーツをはじめ、ほとんどのパーツが新たなものに置き換えられている。提案してもらったパーツ構成について村上氏は「やはり入門用とはいえ、拡張性をある程度確保できるような構成にしたいなと。A8-3850に内蔵するGPUは、チップセットやCPUに搭載するタイプのグラフィックスとしては、これまでの常識を覆すもので、ライトユーザーや入門者向けとして完結するシステムに導入するには最適です。しかし、全体の拡張性を考えた場合、CPU部分の性能がボトルネックとなってしまう可能性があるんですよ」とコメント。
また、「ゲーミングマシンは、CPUとGPUの2つが最大の要です。今後、要求スペックが高いゲームをやろうと思っても、システム全体の拡張性があれば、パーツを追加したり、交換したりすることで対応ができますが、そもそも交換できるパーツ性能の上限が決まってしまっている場合は、そこで頭打ちとなってしまいます。そのため、今後もっと多くのゲームをやり込むことを考えているのならば、パーツラインアップが多いシステムを導入しておくといいかもしれません」という。
さらに、ストレージの部分を見ると、当初はシステム用のSSDとデータ用のHDDを搭載していたが、Crucialの128GバイトのSSD「CT128M4SSD2」1台に変更されている。「ストレージにSSDを導入するかどうかも、1つの分かれ目になると思うんですが、やっぱりゲーム自体の起動や読み込みを考えるとSSDにインストールしたほうがよりパフォーマンスを発揮できます。ただ、最近はデータ容量の大きいゲームも多く出てきており、当初採用されていた64Gバイトの容量では心もとなかったため、HDDをカットし128GバイトのSSDを1基搭載することにしました」と話す。
「あとは今後の拡張性も考えて、電源を650ワットに変更してあります。PCケースに関しては、エアフローがしっかりしていて、拡張性がある程度確保できていればあとは見た目で選んでもいいかもしれません」とアドバイスをくれた。
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