“遊べるAndroidタブレット”をコンセプトにしているだけに、プリインストールされているゲームタイトルも多い。Tegra 2を採用するIdeaPad Tablet K1らしく、3D機能を酷使するゲームタイトルとして知られる「Galaxy on Fire 2 THD」、「Vendetta Online」、「Need for Speed」(デモ版)、「HQ Solitaire SE」などがインストールされている。Galaxy on Fire 2 THDは、けっこう骨太なのでガッツリやりこむゲーマーでも楽しめる。Need for Speed(デモ版)は加速度センサーをハンドル操作代わりに利用するので、タブレットデバイス特有のゲーム操作を知るにちょうどいい。
Tegra 2と搭載するIdeaPad Tablet K1の性能は、ベンチマークテストの「Quadrant Professional Edition」で測定してみた。その結果を競合するTegra 2搭載Androidタブレットと比べると、CPUスコアとメモリスコアが低い。評価機ということで測定結果にバラツキがあるかと思い、10回ほどチェックしてみても同様の傾向だった、なお、2Dは異様に高く、レノボでチューニングしている可能性もある。
レノボ・ジャパンが「開けてすぐ使える」と訴求するだけあって、ホーム画面の分かりやすさは評価できる。ただ、Androidの設定アイコンに似たデザインがランチャーのカスタマイズアイコンでも使われているのに最初混乱した。とはいえ、Androidを使い慣れてないユーザーは設定アイコンを使うようになるまでには、時間がかかるはずなので問題はない。
女性初心者としてともに評価作業に参加してインカメラの作例でも登場した女子大生モデルの黒井あずさ(@961Azunyan)さんに、何の知識も与えないまま操作してもらったところ、Webブラウジングやメール、ゲームで遊ぶといった操作は自分ですんなりできていた。「スマートフォンより分かりやすくて、すぐに遊べました! おっきいからしょうがないけど、もうちょっと軽いと持ち歩けるかも?」とは、IdeaPad Tablet K1を持って遊んだ女子大生あずささんの言葉だ。
次々と登場するAndroidタブレットデバイスの中では、操作に対するレスポンスもよく、ユーザーインタフェースも初心者を考慮しているので、ユーザーはストレスを感じずにビズネスやプライベートに導入できるだろう。最初のAndroidタブレットデバイスを探しているなら、IdeaPad Tablet K1は、無理のない1台となるはずだ。
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