「FMV LIFEBOOK SH76/E」速攻チェック――13.3型ワイド液晶+光学ドライブ搭載で最薄のモバイルノートUltrabookもいいけど、これもアリ(1/2 ページ)

» 2011年10月04日 13時30分 公開

あえて光学ドライブ内蔵で薄型軽量を追求

光学ドライブを内蔵した13.3型モバイルノートPC「FMV LIFEBOOK SH76/E」。実売価格は18万円前後

 昨今はMacBook AirUltrabookなど、光学ドライブを省いた薄型軽量モバイルノートPCが増えつつある。これには、CDやDVDのような光学メディアでデータをやり取りしなくても、インターネットに接続できれば、クラウドでさまざまなデータにアクセスできるようになったことが大きい。たまに光学メディアを使いたいときは、USBの外付けドライブをつなげばいいという考えだ。

 とはいえ、外出先でも光学ドライブを使うことが多い、あるいは急に必要になったときのために搭載されていると安心、デスクトップとできるだけ同じ環境を持ち歩きたい……などの理由から、光学ドライブ内蔵のオールインワンモバイルノートPCを求めるユーザーもまだまだ少なくない。

 「FMV LIFEBOOK SH76/E」は、こうした光学ドライブ内蔵モバイルノートPCのニーズに高いレベルで応えるべく、富士通が投入した2011年FMV秋冬モデルの目玉機種だ。オールインワンモバイルノートPCとして定評があるFMV LIFEBOOK SHシリーズの最新モデルで、ボディデザインを一新し、薄型、軽量、長時間駆動を追求している。

 特に13.3型ワイド液晶と光学ドライブを搭載したモバイルノートPCとしては、世界最薄という最厚部約23.2ミリの薄さを実現(突起部を除く最厚部の寸法で最薄。2011年10月3日現在、富士通調べ)したのが最大の特徴だ。

 今回は10月21日の発売に先駆け、SH76/Eの試作機を入手したので写真とともにそのボディをチェックしていこう。試作機なので、実際の製品と一部異なる可能性があることはあらかじめお断りしておく。PC USERでは製品版が入手できたら、改めてレビューを行う予定だ。

薄型軽量ボディを実現しつつ、バッテリー駆動時間も延長

薄さと軽さを追求した新デザインを採用

 新デザインのボディは、光学ドライブを内蔵していながら、最厚部で約23.2ミリの薄さと、約1.34キロの軽さを実現した。2011年夏モデルの「SH76/D」は、最厚部が32.3ミリ、重量が光学ドライブ装着時で約1.66キロだったため、ここから大幅に薄型化と軽量化を果たしたことになる。

 本体サイズは316(幅)×223(奥行き)×16.6〜23.2(高さ)ミリ、重量は約1.34キロだ(後述のベイカバー装着時で約1.22キロ)。実測での重量は約1.325キロと公称値よりわずかに軽かった。

 またバッテリー駆動時間が延びているのもポイントだ。標準で72ワットアワーの大容量リチウムイオンバッテリーを採用し、バッテリー駆動時間をSH76/Dの約10.4時間から約13.7時間まで延ばしてきた。

 薄さと軽さを両立するため、ボディの設計は大幅に変更している。内部構造の単純化と部品点数の削減を行ったほか、2011年春モデルに比べて基板面積を25%縮小し、ボディ内部でパーツが重なり合わないように並べて配置することで、軽量化を実現した。また、内部フレームを0.9ミリ厚のプラスチック(+メッキ)製から、0.7ミリ厚のマグネシウム合金製に変更することで、強度を130%向上させながら、軽さも追求している。

 軽さと頑丈さを両立するため、マグネシウム合金は天面、底面、パームレストの3面に使用した(SH54/Eのパームレストはアルミニウム)。これにより、天板からの約200キロf全面加圧試験をクリアする剛性を得られたとしている。

 ボディカラーは非光沢のマットブラックを採用。天面とパームレストには、マットなブラックに細かなラメがちりばめられており、高級感をさりげなく演出している。サラサラとした手触りが心地よいが、ブラックのため、指紋の付着はそれなりに目立つ。

マグネシウム合金を天面とパームレスト、底面の3面に採用し、軽さと頑丈さを両立した(写真=左/中央)。底面に72ワットアワー(10.8ボルト 6700mAh)のリチウムイオンバッテリーを標準装備(写真=右)。付属のACアダプタは実測でのサイズが46(幅)×108(奥行き)×30(高さ)ミリ、重量が約300グラム(電源ケーブル含む)と、13.3型モバイルノートPCとしては標準的な大きさだ

 薄型軽量ボディを実現しながら、これまでのFMV LIFEBOOK SHシリーズと同様、光学ドライブが着脱可能なモバイル・マルチベイ構造を継承しているのも見逃せない。ベイカバーとの交換による軽量化(約1.22キロ)や、オプションの増設バッテリーを格納することでの長時間駆動(約18.2時間)、オプションのモバイルプロジェクターユニットによる大画面の映像投写に対応する。

本体底面のロックを外すことで、側面の光学ドライブは手軽に着脱できる

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