写真で見る“少しだけ”新しい「iPod touch」と「iPod nano」白、時計デザイン追加、値下げ

» 2011年10月05日 17時14分 公開
[ITmedia]

「iPod touch」と「iPod nano」がマイナーチェンジ

 米Appleが報道関係者向けに開催した「Let's talk iPhone」イベントでは、「iPhone 4S」以外にも2つのハードウェア新製品が披露された。1つが「iPod touch」、もう1つが「iPod nano」だ。

 もっとも、イベントの名が示す通り、主役はやはりiPhone(とiOS 5)で、iPodは初代モデルの投入からちょうど10年目という記念の年にもかかわらず、ハードウェアの強化もデザインの刷新もないマイナーバージョンアップにとどまっている。iPhone 4Sのファーストインプレッションはモバイル編集部の記事に譲り、ここでは2つの新しいiPodを写真で見ていこう。

携帯音楽プレーヤー市場の78%を占めるヒット商品「iPod」シリーズ。初代モデルを投入した2001年から数えて累積3億台が市場に送り出された。2010年7月から2011年6月の間に4500万台を販売している

iPod touch

 まずはiPod touchから。新モデルのトピックは3つある。1つはホワイトカラーの追加、2つ目が値下げ、3つ目が10月12日に配信が予定されている「iOS 5」のプリインストール(とiCloud対応)だ。これまでのブラックだけでなく、iPhone 4Sと同様にホワイトも選べるようになったほか、iOS 5で実装される200以上の新機能を購入後すぐに利用できる。特にiOS 5搭載デバイス間で、(iPhoneのように)テキストメッセージや写真、ビデオなどをやり取りする「iMessage」は注目の機能といえそうだ。また、今や携帯ゲーム端末としても注目されているiPod touchにとって「Game Center」の強化も気になるところだろう。

 一方、ハードウェアに変更はなく、3.5型(960×640ドット)の高精細なマルチタッチディスプレイをはじめ、720pの動画撮影に対応する内蔵カメラや、IEEE802.11b/g/nやBluetooth 2.1+EDRを備える点は従来と同じ。本体サイズは58.9(幅)×111(高さ)×7.2(奥行き)ミリ、重量は約101グラムとなる。

 ラインアップは、ストレージ容量別に8Gバイト/32Gバイト/64Gバイトの3モデルで、各モデルにブラックとホワイトのバリエーションを用意。価格は下から順に1万6800円、2万4800円、3万3800円と、既存のモデルに比べて3000〜4000円ほど引き下げられている。

※記事初出時、iPod touchの容量に一部誤りがありました。おわびして訂正いたします。
ブラックとの比較。背面はブラックと同じ銀色

iPod nano

 次にiPod nanoを見ていこう。こちらも外観や内部スペックに変更はないが、ユーザーインタフェースの一部が改良されたほか、新しいデジタルクロックフェイスが追加された。

 具体的には、これまで4分割していたホーム画面を廃止し、機能ごとにアイコンを画面いっぱいに表示して、スワイプ操作で切り替えていくユーザーインタフェースに改められている。また、ウォッチバンドを使ってiPod nanoを腕時計代わりにするデジタルクロックに、新たに16種類のデザインが加わったのも目を引く(従来の2つと合わせて全18種類)。なお、内蔵加速度センサーを利用して、ランニング距離やペース、時間、消費カロリーなどを記録するNike+iPodも従来同様に利用できる。

 ラインアップは8Gバイト版と16Gバイト版の2モデル。カラーバリエーションとして、シルバー、グラファイト、ブルー、グリーン、オレンジ、ピンク、PRODUCT REDの7色が用意される。価格は8Gバイト版が1万800円、16Gバイト版が1万2800円と、こちらも3000〜4000円ほど値下げしている。

ウォッチバンドでiPod nanoを腕に巻くと時計に早変わり

これは既存モデルにあったデザイン(写真=左)。ミッキーやミニーのデザインもある(写真=中央/右)

デジタルからクラシカルなものまで、さまざまなデザインのデジタルクロックフェイスが用意されている


「iPod touch」をApple Storeで購入する
ホワイトモデルが追加。iOS 5がプリインストールされて出荷される新iPod touch。


「iPod nano」をApple Storeで購入する
時計デザインが16種類に増えたほか、価格も引き下げられた新iPod nano。

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