「芸術の秋」っていうし、絵でも描こうぜ――10万円で始めるお絵かきマシンショップのダメ出し!(2/4 ページ)

» 2011年10月25日 11時35分 公開
[吉川慧(ぜせ),ITmedia]

画像制作や編集用途ならメモリ回りを最重視!

CFD販売「W3U1600F-4G」。DDR3-1600の8Gキット(4Gバイト×2)

 最初にシステム周りに手が入った。CPUはA8-3850のままだが、マザーボードがA75 Pro4からGIGABYTEの「GA-A75M-UD2H」に変更され、メモリはCFD販売のW3U1333Q-4Gから「W3U1600F-4G」へアップグレード。さらにOSはWindows 7 Home Premiumから「Windows 7 Professional」へとシフトした。

 これらの変更について、まず佐々木氏は「画像制作や編集用途のソフトウェアは、起動時や動作時にメモリを大量に使うものが結構あります。グラフィックス関係に携わると、機能的な面から見て最終的に『Illustrator』や『Photoshop』といったAdobe系のソフトを選択する人が多いです。特に前述のソフト類は多機能であるがゆえに、メモリを大量に使うため、将来的なことを考えると最も力をいれるべきはメモリ回りなのです」と前置きを入れる。

 続いて「そこで、まずメモリの性能をアップさせました。A8-3580は最大DDR3-1866のメモリまでサポートしますが、1枚ないし2枚までと制限があるため、今後4枚挿すことを考えDDR3-1600にしました。また、より多くのメモリを搭載できるように、OSは24Gバイトまで認識できるWindows 7 Professionalに。最近は1枚8Gバイトの容量を持つメモリも出回ってきていますし、これからのことを考えるとアリありですよ」とアドバイスする。

 マザーボードについては「これはダメ出しというよりもちょっとした手直しなんですが、DisplayPortがついていることで選びました。今はまだ普及していませんが、将来ディスプレイを買い替える可能性を少しでも考えると、より多くの種類のインタフェースを装備していたほうがいいと思います」と語る。

GIGABYTE「GA-A75M-UD2H」。メモリスロットを4基装備(写真=左)。映像インタフェースはDVI、D-Sub、HDMIのほかDisplayPortを搭載する(写真=中央)。64ビット版のWindows 7 Professional DSP版(SP1)。物理メモリを24Gバイトまでサポートする。Home Premiumの場合は16Gバイトが上限となる

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