ペン先の光に反応するためか、専用ペンを使った操作は誤作動が少なく快適だ。ペンを2秒ほど押し当てると右クリックとなる。マルチタッチに対応しており、画面のピンチイン/アウトでの表示拡大や縮小が可能だ。フリック操作も可能で、Webページの進む/戻るなどの操作を割り当てられる。
仕事で使う場合は、個人で使うよりも複数人で使う方が効果を発揮しそうだ。図表に手描きで説明を書き込むなど、打ち合わせや会議への用途に向くと思う。会議室に1台置いてあるといいかもしれない。
また、2本のタッチペンのほかにレーザーポインタも付属する。レーザーポインタをディスプレイに照射すると左クリックとなるが、狙いが定めづらく、通常の操作には向かない。プレゼンテーションなど、画面のどの部分をクリックしてもよい場合か、狙いが定めづらいことを利用してゲームをするなど、レーザーポインタでポイントできるのは面白いが、用途は限られるだろう。
仕事ではなく、プライベートでこのタッチ操作を使う場合は、少し倒して(大体70度ぐらいがちょうどいい)使うといい。設置面に対して垂直に近い角度だと、ペンを利用しづらいからだ。タブレットのような感覚で使えるので、だらだらと「ネットサーフィン」をしたりゲームしたりするとしっくりくる。
Webサイト表示では、フリック操作でブラウザの進む/戻るが行える。これは相性がいい使い方だ。ゲームについては、マウス操作が主体になるパズルゲームなどが面白い。米PopCap Gamesの「Bejeweled」(ビジュエルド)で遊んでいたらつい夢中になってしまった。なるほど、確かにマウスでやるより速いし、何なら両手にペンを持って遊べば速さは2倍になるじゃないか……あれ、おかしいな。仕事を速くするために導入したはずだったのに。
「ほう、仕事中に遊ぶとは暇なんだな」
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