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» 2012年03月02日 11時20分 公開

この質感、シビレるだろう?:ガラス張りの“プレミアムUltrabook”――「HP ENVY14 SPECTRE」に誘惑される (2/4)

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

バッテリー駆動時間は約9時間30分、ACアダプタにも一工夫

 底面のカバー内には4セルのリチウムイオンバッテリー(58ワットアワー)を内蔵しており、公称のバッテリー駆動時間は約9時間30分となっている(MobileMark 2007による数値)。

 底面のカバーはネジいらずで外せるため、バッテリーの交換も容易かと思いきや、バッテリーはヘックスローブネジで固定されており、ユーザーによるバッテリー交換を想定していない設計だ。このカバーはWindows 7のシリアルナンバーなど、美しいデザインを損ねるシール類やネジを隠したり、メーカー側がメンテナンスしやすいように付けたのだろう。

 付属のACアダプタは、サイズが58(幅)×120(奥行き)×17(高さ)ミリと薄型だ。給電用のUSBポートも備えている。ただし、ACケーブルが3ピンタイプで太くかさばり、ケーブル込みの重量が実測で419グラムもある点は惜しい。

 もっとも、ACケーブルと差し替えて使えるウォールマウントプラグも付属し、これを利用する場合は実測で258グラムまで軽くなる。ウォールマウントプラグではコンセント周辺のスペースが確保できるか不安もあるが、市販の短い延長ケーブルを使うなどすれば、付属のACケーブルよりコンパクトに持ち運べて使えるだろう。

底面のカバーを外すと4セルのリチウムイオンバッテリーが現れるが、ヘックスローブネジで固定されている(写真=左)。フラットな形状のACアダプタは、電源ケーブルとPC接続ケーブルを分離できる構造(写真=中央)。付属のACケーブルは3ピンで太くかさばるが、コンセントに直接差せるウォールマウントプラグも付属する。ACアダプタは給電用のUSBポートも備えている(写真=右)

超低電圧版Core i7に加えて、デュアルSSDを採用

 CPUは、TDP(熱設計電力)が17ワットでデュアルコアの超低電圧版Core i7-2677(1.8GHz/最大2.9GHz)を備える。定格の動作クロックは1.8GHzだが、Intel Turbo Boost Technology 2.0によって高負荷時は最大2.9GHzで動作する。

CPU-Zの情報表示画面。CPUはTDPが17ワットの超低電圧版Core i7-2670M(1.8GHz/最大2.9GHz/HT対応)を搭載する。CPU内部に2つのコアを内蔵するデュアルコアCPUで、Hyper-Threadingにより、4スレッド(4コアぶんの命令)を同時に取り込んで処理が可能だ。EIST(Enhanced Intel Speedstep Technology)、Intel Turbo Boost Technology 2.0に対応し、アイドル〜低負荷時は最低800MHz、高負荷時には最高2.9GHzまで動作クロックを上げる

 チップセットはIntel HM65 Expressを採用。グラフィックス機能はCore i7内蔵のIntel HD Graphics 3000を使う。メモリはDDR3-1333(PC3-10600) SDRAMを標準で4Gバイト装備し、増設はできない。

データストレージには128GバイトのSSDを2台搭載し、RAIDではなく2台別々のドライブとして使われている

 データストレージはSSDで256Gバイトの大容量だ。128GバイトのSSDを2台使って合計256Gバイトとしており、RAIDではなく2台別々のドライブとして使われている。SSDの型番をデバイスマネージャで確認すると、mSATAインタフェースのSSD「SAMSUNG MZMPA128HMFU」を2つ装着していた。

 通信機能は1000BASE-T準拠の有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 3.0も搭載している。

 本体装備の端子類は左側面にまとめられており、有線LANのほか、USB 3.0、USB 2.0、SDXC対応SDメモリーカード/MMC用スロット、ヘッドフォン/マイク兼用端子を装備。ディスプレイ出力としてMini DisplayPort出力、HDMI出力も備える。液晶フレーム部には約92万画素のWebカメラを搭載している。Ultrabookとしては、なかなか充実した拡張性だ。

前面(写真=左)と背面(写真=右)はすっきりしたデザインで、インタフェース類は一切ない

左側面にUSB 3.0、USB 2.0、Mini DisplayPort出力、HDMI出力、有線LAN、ヘッドフォン/マイク兼用端子、SDXC対応SDメモリーカード/MMC用スロットを装備(写真=左)。右側面にはボリュームダイヤルや消音ボタン、Beats Audioパネルの起動ボタン、インジケータ、ACアダプタ接続用のDC入力を搭載する(写真=右)

薄型のボディに厚みがある有線LANポート(RJ45)を内蔵する関係で、コネクタの下部は開閉式だ(写真=左)。液晶ディスプレイの上部には約92万画素のWebカメラを備える(写真=右)

 プリインストールOSは64ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)だ。付属ソフトは、Adobe Photoshop Elements 10、Adobe Premiere Elements 10、Cyberlink PowerDVD 10、Cyberlink YouCamなど。アドビシステムズの定番クリエイティブソフトは体験版でなく、フル版で付いてくる。その一方でオフィススイートは非搭載だ。

直販モデル(HP ENVY14-3004TU)のデバイスマネージャ画面。mSATAインタフェースのSSD「SAMSUNG MZMPA128HMFU」を2つ搭載していた

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