ナナオ、患者や医師の被ばく量を低減する液晶ディスプレイ

» 2012年03月26日 19時25分 公開
[池田憲弘ITmedia]
photo SMD 19102 DL

 ナナオは3月26日、医療用の19型液晶ディスプレイ「SMD 19102 DL」を、ドイツの子会社EIZO GmbHで開発および生産し、ドイツや米国市場向けに発売したと発表した。

 SMD 19102 DLは、表示画像をディスプレイ本体に保存するLast Image Hold(LIH)機能を備えており、映像出力機器からの入力信号がなくなっても、画像を表示できる。

 これまで、一部の旧式のX線撮影装置とLIH機能を搭載しないディスプレイの組み合わせにおいては、医師が撮影内容を確認するために、患者に放射線を一定時間照射し続ける必要があった。SMD 19102 DLを利用すれば、X線の照射時間を短縮でき、患者や医師の被ばく量の低減につながるという。

 ドイツや米国では、X線撮影表示装置にLIH機能を搭載することが義務付けられており、同機能を搭載しない旧式の装置は対応が必須となっている。SMD 19102 DLはその規制を満たすためのディスプレイとして開発、生産を行い、医療市場向けに販売を行っている。なお、日本国内ではLIH機能搭載済みの撮影装置が普及しているため、本製品の販売は予定していない。

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