日本マイクロソフトは3月28日、Webブラウザ「Internet Explorer」(IE)の自動アップグレードを開始したと発表した。Windows Updateを通じ、セキュリティプログラムの更新時と同様に、最新版が自動でインストールされる。
Windows XP(SP3のみ)でIE6/7を利用していればIE8に、Windows 7/Vista(SP2のみ)でIE7/8を利用していればIE9にアップグレードする。自動配布の無効化ツールキット(Blocker Toolkit)を導入していたり、IEの自動更新で「インストールしない」を選択したことがある場合は対象とならない。
最新Webブラウザを使うメリットについて、マイクロソフトはパフォーマンス、利便性の向上や、セキュリティの強化を挙げている。また、IE8/IE9になることでHTML5に対応するのもポイントだ。
マイクロソフトはIE6終了促進のカウントダウンサイトを立ち上げるなどの活動を行っており、現行のWeb標準に対応しないIE6の利用率を減らすことを目標としている。
IE6終了促進のカウントダウンサイト「The Internet Explorer 6 Countdown」。2012年2月末時点で日本のIE6利用率は6.1%だった。3月末の時点でどこまで減るか注目だ
日本マイクロソフト、2012年3月中旬よりIEの自動アップグレードを実施
Microsoft、IEのアップグレードを自動配信へ 旧版のセキュリティ問題に対応
なかなか死なないIE6を葬りたいMicrosoft
Microsoft、IE 6終了促進のカウントダウンサイトを立ち上げCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.