「ほかのショップがやらないほどやろうというコンセプトで(笑)」――Z77マザーの深夜販売週末アキバ特価リポート(1/2 ページ)

» 2012年04月08日 14時00分 公開
[古田雄介ITmedia]

「ちょっとでもアキバを盛り上げたくて」――CPUを待たず、マザー単独で決行

23時前のツートップ秋葉原本店前。行列の先頭に並ぶ男性は、同店の通常営業終了直後から並んでいたという

 4月7日23時の少し前。ツートップ秋葉原本店のドアが開き、「インテル新チップセット搭載マザーボード」の深夜販売イベントがスタートした。店舗前に行列を作っていた約25人のユーザーは順番に店内に入り、複数のメーカーがリリースした新型マザーの品定めをはじめる。

 今回の深夜販売の主役は、既存のSandy Bridgeと次世代の「Ivy Bridge」に対応するマザーボード。販売解禁日までに、アキバの各店にはすでに40種類以上のラインアップが入荷していた。

 ただし、深夜販売を決行したのはツートップ秋葉原本店のみで、ほかのショップは8日の通常開店から販売を始めた。某ショップのスタッフは深夜販売の行列を眺めながら、「Ivy Bridgeの発売が4月末といわれているので、マザーだけ先行して深夜販売しても、まあ普通に人が集まらないですからね。それを分かっていて決行するツートップさんはすごいですよ……」と話していた。

 そうした周囲の声を承知しているように、ツートップ秋葉原本店のスタッフは「回りがやりたがらない、やらないという状況ほどウチらはやろうというコンセプトで決行を決めました。最近はこういうイベントをやる機会もなかなかないので、ちょっとでも街を盛り上げることができれば、ね」と笑う。

ショップのトビラに張られた深夜販売の告知ポスター(写真=左)。店内で新型マザーや特価品を品定めする人々。新型マザーだけは0時1分にならないとレジを通せないルールだ(写真=中央)。深夜販売の特価品一覧。新型マザーを購入する新着50人には、Celeron G530がプレゼントされた(写真=右)

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