「ほかのショップがやらないほどやろうというコンセプトで(笑)」――Z77マザーの深夜販売週末アキバ特価リポート(2/2 ページ)

» 2012年04月08日 14時00分 公開
[古田雄介ITmedia]
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「B75がよく売れていますね。さすが・・・…」――コア層が凝縮した店内

新型マザー、販売解禁の瞬間

 そして0時1分。3秒前からのカウントダウンとともに、新型マザーの発売が解禁となり、直前に作られたレジ前の行列が消化されていった。レジの集計によると、最終的に40強の人が購入していったようだ。スタッフは「関係者のほうが多かったらどうしようと不安が強かったですが、この寒いなか、予想以上に来店していただいてうれしいです」と語る。

 新型マザーのチップセットは、Z68後継のZ77のほか、H67の後継でISRT(インテルスマートレスポンステクノロジー)も使えるようになったH77、PCIをネイティブサポートするビジネス向けのB75というラインアップになる。

 深夜販売時はZ77に加え、B75マザーを購入するユーザーも多かった。イベントの様子を見に来たTSUKUMO eX.の店員さんは「プレゼントされるCeleron G530との組み合わせと考えるとベターなチップセットですから。PCIカードを使って何かするという目的なら狙い目だと思います」と語る。

 PC DIY SHOP FreeTの店員さんも「今回はB75がダークホースです。チップセットだけでなく型番の選び方からしても、さすがに深夜販売に集まるだけあって、玄人好みなものがしっかり売れている感じですね。みなさんよく調べていらっしゃると感じました」と話していた。

 23時少し前に開店したツートップの店内は、プライベートで駆けつけた他店の店員さんが近くのユーザーに解説したりコアな自作層が黙々と陳列棚を眺めたりという、自作偏差値が非常に高い状況になっていたのが印象的だった。一方で、特価品目当てで来店するユーザーは少なく、24時前に帰宅する人はあまりみられなかった。

 こうして深夜販売は幕を閉じた。同店は「ゴールデンウィーク直前でもいつでも、機会があればどんどん深夜販売をやっていきたいですね」と話している。

コアな自作ユーザーや他店のスタッフが入り交じる、高濃度な店内(写真=左)。静かに新型マザーを品定めする人が多かった(写真=中央)。最終入荷のFDDなど、マニアックな特価品も目立っていた(写真=右)

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