こんな国産Ultrabookを待っていた?――「FMV LIFEBOOK UH」の“美ボディ”に迫る第3世代Core、HDD+SSD、15.6ミリ厚(3/3 ページ)

» 2012年05月09日 15時45分 公開
前のページへ 1|2|3       

Office搭載のエントリーUltrabook――FMV LIFEBOOK UH55/H

 一方のUH55/Hは、エントリークラスの13.3型Ultrabookだ。海外で生産され、ボディの内部設計やデザインは上位モデルのUH75/Hと大きく異なる。

 カラーバリエーションはUH75/Hと同じ2色展開で、「アルマイトレッド」と「アルマイトシルバー」を用意するが、こちらは細部までコストをかけた作りではなく、コストパフォーマンスに重きを置いている。本体サイズは323(幅)×234(奥行き)×18(高さ)ミリ、重量は約1.6キロと、画面サイズが一回り大きなUH75/Hより大きく重いボディだ。実測の重量は1.616キロだった。

「アルマイトシルバー」はブラックとシルバーのツートーン(写真=左/中央)。UH75/Hと異なり、底面はネジ穴やスリットが多い(写真=右)。保証対象外の行為だが、ネジで固定されたカバーを外せば、2基のSO-DIMMスロットやHDDにアクセスできる

ACアダプタはスティック型ではないが、コンパクトにまとまっている

 内蔵バッテリーはリチウムポリマー(42ワットアワー)で着脱不可。バッテリー駆動時間は約6.5時間(JEITA測定法1.0)と、UH75/Hより公称値で約2.6時間短い。付属のACアダプタはスティック型ではないが、実測でのサイズが39(幅)×88(奥行き)×27(高さ)ミリ、重量が約204グラム(電源ケーブル含む)と小型軽量だった。

 基本スペックもUH75/Hと違って、従来の第2世代Core(開発コード名:Sandy Bridge)がベースとなっている。Core i3-2367(1.4GHz)、Intel HM76 Expressチップセット、4Gバイト(2Gバイト×2/交換不可/PC3-12800/1333MHz動作)メモリ、320GバイトHDD(5400rpm)に高速処理用の32GバイトSSDを組み合わせたハイブリッドストレージ、Intel HD Graphics 3000(CPUに内蔵)といった仕様だ。直販専用のカスタムメイドモデルは用意されず、スペックは固定となる。

 13.3型ワイド液晶ディスプレイは光沢仕様、解像度は1366×768ドットでUH75/Hと変わらない。キーボードは約17.75ミリピッチ、約1.5ミリストロークの日本語91キー仕様だ。上位機と同様、キー間隔を離したアイソレーションデザインだが、キーレイアウトは異なり、Enterの右にPgUp/PgDnキーなどが並んでいるのは気になる。パームレストは76〜82ミリと広めだ。

 タッチパッドは左右のボタンを一体化したクリックパッド型を採用する。実測での98(幅)×60(奥行き)ミリと十分広い。指の滑りはUH75/Hのほうがよかった。

13.3型ワイド液晶ディスプレイの解像度は1366×768ドット(写真=左)。UH75/Hに比べて、液晶のフレーム部は太くなっている。液晶はTNパネルなので、上下方向の視野角は広くない。液晶ディスプレイの開く角度はUH75/Hより浅い(写真=中央)。キーボードやタッチパッドのデザインもUH75/Hと異なる(写真=右)

 通信機能はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとIEEE802.16e-2005準拠のWiMAX(受信最大20Mbp/送信最大8Mbps)を標準装備。エントリーモデルながら、WiMAXを備えているのはポイントだ。DTCP-IPによるホームネットワーク機能も搭載するが、上位機と異なり有線LANには対応しない。

 インタフェース類はUSB 3.0×2(1ポートは電源オフUSB充電機能付き)、USB 2.0、HDMI出力、ヘッドフォン出力、SDXC対応SDメモリーカード/メモリースティックPROスロット、有効100万画素のHD Webカメラ、ステレオスピーカーなどを備える。UH75/Hが搭載する指紋センサーは省かれている。

 プリインストールOSは64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)、オフィススイートはPowerPointとOneNoteが付かないOffice Personal 2010を採用する。

前面にインタフェースはない(写真=左)。背面に排気口が用意されている(写真=右)

左側面に2基のUSB 3.0、HDMI出力、音声入出力、盗難防止用ロック取り付け穴を配置(写真=左)。右側面にメモリカードスロット、USB 2.0、ACアダプタ接続用のDC入力を備える(写真=右)


 以上、FMV LIFEBOOK UHの試作機2モデルを写真とともにチェックした。同じシリーズだが、見比べてみると完全な別製品で、上位モデルのUH75/Hがあらゆる面で勝っている。価格面以外でUH55/Hを積極的に選ぶ理由はないだろう。UH75/HのCPUスペックや発売時期、価格がどのようになるのかは現時点で不明だが、今夏にUltrabookの購入を検討しているならば、有力な選択肢になりそうだ。

【468*60】LIFEBOOK UH
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月26日 更新
  1. クラウドPCデバイス「Windows 365 Link」は小さくていい感じだった (2026年03月24日)
  2. 2.9万円で買える1週間充電不要な高機能スマートウォッチ「Amazfit Active Max」を試して分かったこと (2026年03月24日)
  3. “富士通らしさ”はArmベースでも健在! 「FMV Note U(FMV UQ-L1)」実用レビュー【第1回】 (2026年03月25日)
  4. 実売4万円台でメインとしても使える? 23.8型&144Hz駆動のモバイルディスプレイ「LCD23HCR-IPSG」の気になる実力 (2026年03月25日)
  5. 超小型デスクトップPCから2in1まで デルのビジネス向けPCが最新Core Ultra&Ryzen搭載で基本性能を底上げ! (2026年03月25日)
  6. HPが新しいビジネスPCを一挙発表 Copilot+ PCを含むAI PCをより拡充 (2026年03月24日)
  7. 32GBメモリ&5060/5070搭載で30万円切り! マウス×PC USERの赤いゲーミングノートPC「G TUNE P5」コラボモデルが限定200台発売 (2026年03月26日)
  8. 手首を動かさずデスクも広く使える「ロジクール M575SPd」が33%オフの5680円に (2026年03月25日)
  9. CHUWIの「CoreBook X」「CoreBook Plus」が一部ロットで“偽装”CPUを搭載 返金対応を実施 (2026年03月25日)
  10. ケーブル1本でデスクを拡張できる14-in-1ドッキングステーション「UGREEN 14-in-1 ドッキングステーション」が26%オフの1万3990円に (2026年03月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年