富士通、「FMV」春モデルと「ARROWS Tab」Wi-Fi版を同時発表2012年PC春モデル(1/2 ページ)

» 2012年01月12日 11時00分 公開
[ITmedia]

FMV LIFEBOOK/ESPRIMOシリーズの主な特徴

ラインアップ

  • マイナーチェンジが中心のモデルチェンジ
  • 主力ノートのFMV LIFEBOOK AHに新色のアクアブルーを追加
  • エントリー向け液晶一体型のFMV ESPRIMO EHにコンパクトボディを採用
  • NetbookのFMV LIFEBOOK MHに1年ぶりの新モデル
  • 店頭向けのFMV LIFEBOOK NH/PH、FMV ESPRIMO FH(3D対応機種)は2011年秋冬モデルを継続販売
  • カスタムメイドモデルに光学ドライブ着脱可能なFMV LIFEBOOK PHを用意

ハードウェア

  • 13.3型モバイルノートのFMV LIFEBOOK SHは、店頭モデルのストレージをSSDに統一
  • 23型ワイド液晶一体型のFMV ESPRIMO FH77/GDに広視野角のIPSパネルを採用
  • セパレート型のFMV ESPRIMO DHでは上位モデルに4TバイトHDDを搭載
  • FMV ESPRIMO DHの下位モデルに20型ワイド液晶を採用
  • カスタムメイドモデルはHDDやSSDのオプションを拡充

ソフトウェア

  • OSは64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)を採用(LIFEBOOK MHは32ビット版Starter)
  • カスタムメイドモデルでは64ビット版Windows 7 Professional(SP1)も選択可能
  • アルバム自動生成ソフト「マイフォトミュージアム」を搭載

ARROWS Tab Wi-Fiシリーズの主な特徴

ラインアップ

  • ストレージ容量の違う(16Gバイト/32Gバイト)2モデルを用意

ハードウェア

  • ARROWS Tab LTEにない指紋センサーを内蔵
  • ARROWS Tab LTEと異なり、LTEモジュールとテザリング機能、SIMカードスロットは非搭載
  • IPX5/7対応の防水性能
  • ディスプレイ面に滑るようなタッチ操作を実現する独自の特殊表面処理を採用
  • ワンセグチューナー内蔵

ソフトウェア

  • OSにAndroid 3.2を採用
  • 無線LAN接続のスマートフォン(富士通製)やPCとデータを共有できる「F.LINK」
  • ドキュメントビュワーや電子辞書アプリをプリインストール


PC春モデルに加えて、ARROWS TabのWi-Fi版が登場

 富士通は1月12日、「FMV」ブランドの個人向けPC春モデルおよびAndroidタブレット「ARROWS Tab Wi-Fi」を発表した。2012年1月19日より順次発売する予定だ。

 PCの製品ラインアップは、ノートPCの「FMV LIFEBOOK」シリーズとデスクトップPCの「FMV ESPRIMO」シリーズに分かれ、2011年秋冬モデルと同様、店頭向けモデルと同社直販の「WEB MART」で取り扱うFMVカスタムメイドモデル(購入時に仕様変更が可能)を販売する。

 店頭向けモデルは、FMV LIFEBOOKシリーズに、据え置き利用がメインとなる15.6型ワイド液晶搭載の「FMV LIFEBOOK AH」、モバイル向けの13.3型モバイルノート「FMV LIFEBOOK SH」、10.1型Netbookの「FMV LIFEBOOK MH」を用意。FMV ESPRIMOシリーズは、23型ワイド/20型ワイド液晶一体型の「FMV ESPRIMO FH」、エントリー向け20型ワイド液晶一体型の「FMV ESPRIMO EH」、セパレート型の「FMV ESPRIMO DH」をモデルチェンジした。

 以上の店頭向けモデルは従来機種のマイナーチェンジが中心となり、17.3型ハイエンドノート「FMV LIFEBOOK NH」、11.6型モバイルノート「FMV LIFEBOOK PH」、そしてFMV ESPRIMO FHの3D対応機種は2011年秋冬モデルが継続販売される。

 WEB MART直販でのカスタムメイドは、LIFEBOOK AHSH/PH、ESPRIMO FHDHが対応。ESPRIMO DHのHDDオプションや、LIFEBOOK SH/PHのSSDオプションが拡充された。また、LIFEBOOK PHは着脱可能な光学ドライブを備えた12.1型モデルも直販限定される。

 なお、ソフトウェア面では、取り込んだ画像データから自動的にFlash形式のアルバム(スライドショー)を生成する「マイフォトミュージアム」を新たに搭載した。正月やクリスマスといったイベント、日時や時間帯など約60種類のアルバム作成タイミングがあり、アルバムが自動作成されると、デスクトップに配置された同ソフトにチケットが届く仕組みだ。「FH77GD」では音声認識によってアルバムを自動生成する機能も利用できる。

 一方のARROWS Tab Wi-Fiは、2011年10月にNTTドコモから発売された「ARROWS Tab LTE(F-01D)」からXi対応LTEモジュールを省き、指紋センサーを追加した10.1型Androidタブレットだ。

防水IPX5/7対応の10.1型Androidタブレット「ARROWS Tab Wi-Fi」

ARROWS Tab Wi-Fi

 ARROWS Tab Wi-Fiは、フラッシュストレージの容量が32Gバイトの「FAR75A」と16Gバイトの「FAR70A」をラインアップする。

 LTEモジュールとテザリング機能、SIMカードスロットがなく、指紋センサーを搭載する以外は、ARROWS Tab LTE(F-01D)とほぼ共通の仕様だ。IPX5/7対応の防水性能を備え、お風呂やキッチンなどの水回りでも活用できるほか、ディスプレイ面に滑るようなタッチ操作を実現するという同社独自の特殊表面処理「スーパーグライドコーティング」を施している。

 CPUはデュアルコアで1.0GHz駆動のOMAP 4430、1Gバイトメモリ、1280×800ドット表示に対応する10.1型ワイドのタッチパネル付き液晶ディスプレイ、ワンセグチューナー、510万画素アウトカメラ/130万画素インカメラなどを搭載し、OSはAndroid 3.2をプリインストールする。

 本体サイズは262(幅)×181(奥行き)×11.3(厚さ)ミリ、重量は約599グラム。連続使用時間は、動画再生時で約10時間、音楽再生時で約83時間、スタンバイ時で約2900時間だ。

「FMV LIFEBOOK」は新カラーを追加、SSD搭載機を拡充

 主力機種となるLIFEBOOK AHシリーズは、15.6型ワイド液晶搭載のオールインワンノートPC。2011年秋冬モデルより使いやすさやボディデザイン、基本システムを継承しつつ、高速なクアッドコアCore i7搭載モデルからワイヤレステレビチューナー付属モデル、低価格なスタンダードモデルまで豊富なラインアップを擁する。ハイスペックモデル「LIFEBOOK AH56/E」に新色のアクアブルーを追加し、多くのモデルでCPUを強化した。

 LIFEBOOK SHシリーズは、13.3型ワイド液晶搭載のモバイルノートPC。光学ドライブを搭載しながら、薄型軽量を重視した設計が特徴だ。店頭向けの全モデルにSSDを採用し、ラインアップ全体での性能強化を図っている。

 NetbookのLIFEBOOK MHは、2011年春モデルから約1年ぶりに新機種が登場。10.1型ワイド液晶を搭載した約1.29キロのボディはそのままに、標準で大容量バッテリー(約11.4時間駆動)を搭載しつつ、HDD容量も増やした。

左からFMV LIFEBOOK AH、FMV LIFEBOOK SH、FMV LIFEBOOK MH

「FMV ESPRIMO」はエントリーモデルのデザインを一新

 デスクトップの主力機種は、23型ワイド/20型ワイド液晶一体型のESPRIMO FHだ。3D立体視対応の上位2機種を継続販売する一方、液晶ディスプレイのフレーム部と画面に境目がないフルフラットファインパネル採用の23型ハイスペックモデル「ESPRIMO FH77/ED」に、広視野角のIPS方式を採用した。20型モデルはCPUを強化している。

 ESPRIMO EHは、AMD Fusion APUを採用したエントリー向けの20型ワイド液晶一体型PC。2種類のカラバリはそのままに、ボディデザインを刷新し、小型化と軽量化を果たした。本体サイズは490(幅)×180(奥行き)×373(高さ)ミリで、重量は約5.8キロだ。

 セパレート型のESPRIMO DHは、下位モデルの液晶ディスプレイを22型ワイド(1680×1050ドット表示)から20型ワイド(1600×900ドット表示)に変更しつつ、CPUやHDDを強化した。上位機は付属の24型ワイド液晶はそのままに、HDD容量を増やしている。

左からFMV ESPRIMO FH」、FMV ESPRIMO EH、FMV ESPRIMO DH

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