Let'snoteにもIvy Bridgeの波が!──「Let'snote B11」2012年PC夏モデル

» 2012年05月10日 13時00分 公開
[ITmedia]

USB関連機能も強化した“B11”

第3世代Coreプロセッサー・ファミリーを採用した「Let'snote B11」

 Let'snoteで大画面高解像度ディスプレイ搭載で、かつ、高いパフォーマンスを求めるユーザーに対応する「B」シリーズの新モデル「Let'snote B11は、インテルの最新アーキテクチャを導入した「第3世代 Core プロセッサー・ファミリー」とそれに対応するプラットフォームを採用した。

 店頭モデルで搭載するCPUは、クアッドコアのCore i7-3616QM(2.3GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.3GHz)を採用する。このCPUのTDPは45ワットで、従来のLet'snote B10で搭載してきたCPUと同等に収まっている。Let'snote B11のボディデザインや内部機構は従来モデルと共通するが、本体に搭載するインタフェースでは、これまで1基だったUSB 3.0が、2基に増えた(その代わり、USB 2.0は1基に)。また、USBの給電機能では、PC本体が電源オフの状態でも接続したUSB周辺機器を充電できる「USB充電設定ユーティリティ」を標準状態で導入して利用できるようになった。

 そのほかの仕様は、2012年1月に登場したLet'snote B10と共通する。システムメモリの容量は4Gバイト(最大8Gバイト)で、データストレージは容量640GバイトのHDDを搭載する。店頭モデルで本体に内蔵する光学ドライブはDVDスーパーマルチ対応。液晶ディスプレイは15.6型ワイドで解像度は1920×1080ドットになる。本体サイズは370.8(幅)×229(奥行き)×31.4〜43.2(厚さ)ミリ。重さは約1.895キロだ。OSは、Windows 7 Professionalで初期設定時に64ビット版と32ビット版を選択できる。

 価格はOffice付属構成で20万円前後、Officeが付属しない構成で17万5000円前後とみられる。

 マイレッツ倶楽部モデルは、CPUが店頭モデルと同様だが、本体内蔵の光学ドライブをBlu-ray Discドライブに強化し、店頭モデルでは依然として利用できないBluetooth 4.0を搭載する構成を価格19万6700円で投入するほか、システムメモリを8Gバイト(最大16Gバイト)に、データストレージを容量256GバイトのSSDにそれぞれ強化した構成を最小価格28万4250円から用意する。

Let'snote B10店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売価格
B11 CF-B11 大画面2スピンドル 新世代CPU、USB 3.0強化 Core i7-3615QM (2.3GHz/最大3.3GHz) 4GB (DDR3) 640GB 64ビット版/32ビット版7 Professional SP1 17万5000円前後
CF-B11(Officeモデル) 大画面2スピンドル 新世代CPU、USB 3.0強化 Core i7-3615QM (2.3GHz/最大3.3GHz) 4GB (DDR3) 640GB 64ビット版/32ビット版7 Professional SP1 20万円前後
Let'snote 店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU vPro/オフィス 重量
B11 CF-B11 15.6型ワイド 1920×1080 Intel HM76 DVDスーパーマルチ CPU統合 ○/− 約1895グラム
CF-B11(Officeモデル) 15.6型ワイド 1920×1080 Intel HM76 DVDスーパーマルチ CPU統合 ○/Office Home and Business 2010 約1895グラム

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