R.O.Gシリーズのマザーボードで紹介したのは、ともにIntel Z77 Expressを搭載する「Maximus V Extreme」と「Maximus V Formula」だ。いずれも、3月にASUSが日本で説明会を行っているモデルだが、今回の説明会で、Maximus V Extremeは、オーバークロック向けの機能を訴求し、ROOG Maximus V Formulaでは、ゲーミングPCに特化した機能を取り上げた。
Maximus V Extremeに実装する機能では、特に「VGA Hotwire」用ヘッダピンや「OC Key」といったオーバークロック関連機能に、工業用温度測定器を接続できる「SUBZERO SENSE」機能、そして、ようやく対応マザーボードが登場したThunderboltを取り上げている。
オーバークロック関連では、標準で付属するユーティリティ「ROG Exchange」と「Mem TweakIt」、そして、「OC KnockOut」も訴求する。こちらもすでに3月の説明会で紹介しているが、オーバークロック設定をASUSが設けるコミュニティーWebページでほかのユーザーと共有できる機能を持つ。Mem TweakItは、メモリのオーバークロック設定を支援するユーティリティだ。
ゲーミングPCでの利用を訴求する「Maximus V Formula」は、水冷にも対応する電源回路部ヒートシンク「Fusion Thermo」を取り上げている。内蔵するヒートパイプに沿って流水路を設けることで、水冷用ジャケットとしても利用できる。ASUSの測定では、ヒートシンクの熱伝導効率がパッシブのヒートシンクと比べて25パーセント改善できたという。
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