ギョッと驚く超〜横長ディスプレイ、使い勝手はどう?──新提案Ultrabook「dynabook R542」検証なんと、1792×768ドットですと(3/3 ページ)

» 2012年08月03日 11時00分 公開
[岩城俊介(撮影:矢野渉),ITmedia]
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パフォーマンスもかなり良好 超ワイド画面対応ゲームも楽しそう

photo Windowsエクスペリエンスインデックスの結果

 続いてベンチマークテストを行おう。

 PCとしての仕様は、2012年PC夏モデルにおける第3世代Coreプロセッサー・ファミリーを採用したUltrabook各モデルに準じている。CPUは超低電圧版のCore i5-3317U(1.7GHz/最大2.6GHz)で、4Gバイトのメインメモリ、500GバイトHDD+レスポンス向上のための32GバイトSSDによるIntel Smart Response Technology(ISRT)対応ストレージを実装する。


photophoto PCMark7(左)、PCMarkVantage(右)の結果
photophoto CrystalDiskMark 3.0.1(左)、3DMark06(右)の結果
photophoto ストリートファイターIVベンチマーク(左)、MHFベンチマーク【絆】(右)の結果

 Webサイト表示やメール、オフィスアプリケーション、SNS系ソフト、画像・映像再生など、普段のPC作業におけるパフォーマンスには特に大きな不満は感じない。ストレージのデータ転送速度こそ比較として並べた他社UltrabookのSSDモデル比で差が付いているが、キャッシュとして32GバイトのSSDを利用するISRT仕様のため、実レスポンスはすこぶる快適だ。

 本機のグラフィックスはCPU統合のIntel HD Graphics 4000だが、高度な3D描画性能を要するハイクラス・最新3Dゲームなどでなければ、設定の調整とともにそこそこ快適に楽しめる性能も持っている。1792×768ドットの解像度に対応するゲームタイトルであれば、超ワイドの画角によりまた違った体験が得られるだろう(ちなみに、ベンチマークテストで使用した上記2タイトルは1792×768ドットでプレイできた)。

バッテリー動作時間は実動約7時間

バッテリー動作時間 dynabook R542
電源プラン:eco 7時間10分
電源プラン:バランス 5時間53分
動画再生(バランス/1726×768・H.264・8Mbps) 4時間13分
DVD再生(バランス/USBポータブルドライブ・市販DVD-Dideoタイトル) 3時間15分

 バッテリー動作時間はカタログ値で約8時間。BBench 1.01(海人氏作)の標準設定+IEEE802.11n無線LAN環境下において、満充電から残量5%で休止状態になるまでの実動作時間をチェックしたところ、電源プラン:ecoの設定で約7時間10分、電源プラン:バランスで約5時間53分、同動画再生時で約4時間13分、同外付けドライブ+DVD-Video再生時で約3時間15分動作した。

 別途USBポータブルドライブとともにDVD映画コンテンツを再生するとなれば、連続動作時間はそれなりに短くなるなる。ただ、バッテリーで6〜7時間動作するなら、ピークシフト動作を含めた自宅利用はもちろん、モバイル利用でもそこそこ優秀な値といえるだろう。

 なお、省電力動作については消費電力量をグラフ化して確認できる「東芝ecoユーティリティ」のほか、電力量が増える時間帯はバッテリー動作に切り替える「ピークシフトユーティリティ」を用意する。東芝ecoユーティリティによると、アイドリング時は、ecoモードオンで最大11ワット、オフ(電源プラン:高パフォーマンス)で同17ワットほどで動作。ワットチェッカー読みで、3Dゲームタイトルベンチマークテスト実行時に約40ワット、起動時最大値で約37ワットだった。


photophotophoto YbInfoで表示されたバッテリー容量(画像=左) 低消費電力動作の「ecoモード」切り替えのほか、PCの消費電力をグラフで視認できる「東芝ecoユーティリティ」、PCの電力ピークシフト動作を自動化してくれる「東芝ピークシフトコントロール」

「薄・軽ノート、家で使いたい」という人に

photo  

 重量、本体サイズ、バッテリー動作時間など、モバイル性を徹底追求したUltrabookは興味深い。ただ、常にPCを携帯し、いつでもどこでもPCをバリバリ活用するシーン、プライベート用途のPCとなれば、実はさほどないのではなかろうか。モバイル性を望むといっても毎日ではなく、部屋から部屋への移動、週末の外出時に、あるいは帰省・旅行時にあれば便利という程度だったりする。つまり、普段はほとんど自宅で使うわけだ。

 それならば「わざわざモバイル利用しなくても。薄・軽ノートは家で使ってもいいでしょ。一応ちょっとスパイス効かせてみたたけど、どう?」というのがdynabook R542のコンセプトだ。

 本機は超横長の特異なディスプレイから、とがったものを好むハイクラスユーザー向け? と誤解されやすいのだが、使い勝手を確かめると決してキワモノ狙いではなく、使いやすさを工夫したPCの形の1つであることが分かる。

 こういった性格のPCなので、個人的にはもう少し明るめのカラーバリエーション(dynabook R632のシャンパンゴールドのようなカラーなど)があれば家族に勧めやすいと思う。ともあれ、15.6型クラスのオールインワンノートPCより取り回しやすく、手軽に扱えそうな自宅用PCの導入を考えている人にお勧めしたいPCだ。



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