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» 2012年09月14日 11時00分 公開

いよいよ明日発売!:「Xperia Tablet S」徹底検証(後編)――“ソニーならでは”の付加価値に迫る (3/5)

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

家族との共有や見せびらかしに便利な「ゲストモード」

 Xperia Tablet Sから新たに加わった注目機能の1つが「ゲストモード」だ。ゲストモードでは、タブレットの機能を制限し、特定のアプリとOSの基本機能しか使えないように設定することができる。ゲストモードは最大10個まで作成可能だ。

 これにより、Xperia Tablet Sを家族や友人にちょっと貸したい場合に、メールやSNSでのプライベートなやり取りの履歴をのぞかれたり、子供などが意図しないアプリや有料コンテンツを無断で購入してダウンロードしたり、誤って本体の設定を変えたり、といったことを防ぐことができる。

 単に特定のアプリを非表示にしてパスワードロックをかける機能なので、高度なセキュリティ機能を備えるわけではなく、GoogleやTwitterのアカウントを切り替えたり、特定の画像や映像を隠すというような複雑なことはできないが、これだけでもかなり実用性は高い。

 タブレットやアプリを友人に自慢したり、職場の同僚や取引相手との話のネタになった場合など、実際に手渡して使わせてみることは少なくないだろうが、そういうときは互いに気を遣うものだ。

 例えば、ほとんどのユーザーがホーム画面に置いているGmailのアイコンにうかつに触れてしまうと、一気にプライベートな情報が丸見えになってしまう。少し前にGmailやTwitter、Facebookのアプリを使っていて、終了していないことに気付かないといったこともあるだろう。借りた側が実際に誤ってプライベートな情報を見てしまったとき、関係が悪化するかどうかは別として、気まずい空気が流れることは確実だ。

 そんなときにGmailなどを制限したゲストモードにサッと切り替えて手渡せば、心配なく自由に使ってもらうことができる。また、自分だけでホーム画面のパターンをいくつか作って使い分けたい、仕事用と娯楽用を分けたいといった活用にも対応できそうだ。

「ゲストモード」の作成では、ゲストモードの名前と利用を許可するアプリを選択する

簡単に通常モードに戻れないよう、任意の「解除コード」としてパスワードを設定する。解除コードを設定しない場合、ホーム画面右上の「Exit」ボタンから、すぐ通常モードへ戻れる

ゲストモードの画面。ホーム画面には標準ではなにも置かれていないが、もちろん後から置くことは可能だ(画面=左)。壁紙も任意のものに変更できる。アプリ画面には、あらかじめ利用を許可したものしか表示されない(画面=中央)。ゲストモードは最大10個まで作成できる(画面=右)。友人や知人へのデモ用、家族用、あるいは仕事用と趣味用に分けるなど、さまざまな活用が考えられる

ソニー独自の多彩なエンターテインメントサービスが利用可能

 従来のSony Tabletと同様、ソニー系列のさまざまなエンターテインメント系ネットワークサービスに対応している点も大きな特徴だ。

 映画やドラマなどを楽しめる動画配信サービス「Video Unlimited」、定額で1000万曲以上を聴き放題の音楽配信サービス「Music Unlimited」のほか、電子書籍端末のSony Readerと連動した「Reader Store」、写真・動画クラウドサービスの「Play Memories」、今年後半から本格展開がアナウンスされている「PlayStation Mobile」にも対応する(Xperia Tablet SはPlayStation Certifiedデバイスとなっている)。Androidアプリの中から、ソニーおすすめのアプリを案内する「Sony Select」も用意されている。

 電子書籍が読めるReaderアプリも便利だ。My Sony IDでログインすると、電子書籍端末のSony Readerで購入した商品が自動的に追加され、購入傾向を反映したおすすめの本なども表示される。活字コンテンツは目に優しい電子ペーパー(E-Ink)を搭載した軽量なSony Readerで読み、雑誌やコミックはカラー対応のXperia Tablet Sで見る、といった使い分けも可能だ。

動画配信サービスの「Video Unlimited」は、国内外の映画やドラマをダウンロードして視聴できる(画面=左)。購入(セル)のほかに、30日間(試聴開始からは48時間)有効な「レンタル」も可能だ。レンタルでも試聴開始しない限り30日間有効なので、自宅で時間のあるときに前もってダウンロードしておくのがいいだろう(画面=中央)。ダウンロードしながらの試聴も行なえる(画面=右)

30日定額制(1480円)で1000万曲を好きなだけ聴ける「Music Unlimited」(画面=左)。Sony Entertainment NetworkのIDが利用でき、現在は初回30日無料だ。現状では洋楽が大半だが、邦楽も順次追加していくという。ラジオ型チャンネル(年代別、ジャンル別)などが用意されており、ラジオ感覚で聞き流し、いい音楽を見つけるといったことが可能だ(画面=中央)。オンラインでそのまま聴くことも可能だが、プレイリストに入れた楽曲をキャッシュしていつでも聞ける「オフラインモード」も利用できる(画面=右)

Readerアプリでは、ソニーの電子書籍端末であるSony Readerから購入したコンテンツも自動で追加される。画面は「築地魚河岸三代目 小川貢一の魚河岸クッキング 春夏特別編(お試し版)」(小学館)の表示例。Readerアプリは今後大規模なアップデートを計画中という

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