シャープは5月14日、ノートPC向け「IGZO液晶パネル」3タイプの生産を2013年6月から亀山第2工場で開始すると発表した。新たに生産するのは11.6型、14型、15.6型の液晶パネル。同社は1月から13.3型のIGZO液晶パネルを量産しており、ここに3つのサイズを加えることで、ラインアップ拡充を図る。
画素数と画素密度は、11.6型が2560×1440ドット(WQHD)で253ppi、14型が3200×1800ドット(WQHD+)で262ppi、15.6型が3200×1800ドット(WQHD+)で235ppi。なお、量産中の13.3型は2560×1440ドット(WQHD)で221ppiだ。
IGZO液晶パネルは、薄膜トランジスタの小型化により光の透過率が向上。静止画の表示時に液晶駆動電力を抑える特性もあり、画素密度の向上および低消費電力化(バッテリー駆動の長時間化)に貢献する。ペン入力ができるタッチパネル対応の設計も可能だ。
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