GIGABYTEブースにHaswell搭載の手のひらサイズPC、未発表のIntel 8マザーもCOMPUTEX TAIPEI 2013

» 2013年06月07日 12時15分 公開
[池田憲弘,ITmedia]

超小型PC自作キット「BRIX」にHaswell搭載モデル

photo 手のひらサイズのPC自作キット「BRIX」

 COMPUTEX TAIPEI 2013におけるGIGABYTEブースは、手のひらサイズの超小型PC自作キット「BRIX」、Intel 8シリーズ搭載マザーボード、プレゼン用マウス「Aivia Neon」を中心にアピールしている。

 BRIXは107.6(幅)×114.4(奥行き)×29.9(高さ)ミリ、約400グラムの超小型PCで、インテルのNUC(Next Unit of Computing)と似ているが、独自のフォームファクタとしている。VESAマウントで液晶ディスプレイの背面に固定できるのも特徴だ。CPU付きのマザーボードを搭載し、メモリとストレージ(mSATA SSDなど)をユーザーが取り付ける。

photophotophoto 正面にUSB 3.0(写真=左)、背面にUSB 3.0、HDMI出力、Mini DisplayPort出力、有線LANポートを備える(写真=中央)。左右側面には排気口を配置する(写真=右)
photo BRIXはモバイルプロジェクターと合体したモデルなどいろいろなバリエーションがある

 2013年5月末に発表した際は、Core i7-3537U(2GHz/最大3.1GHz)、Core i5-3337U(1.8GHz/最大2.7GHz)、Core i3-3227U(1.9GHz)、Celeron 1037U(1.8GHz)を搭載する4モデルだったが、COMPUTEX TAIPEI 2013ではHaswell世代のCPUであるCore i7-4500U、Core i5-4200U、Core i3-4100U、Core i3-4010Uを搭載するモデルも展示していた。インタフェースはUSB 3.0×2、HDMI出力、Mini DisplayPort出力、有線LANポートなど。Haswell搭載モデルには光デジタル音声出力対応のヘッドフォン出力も実装する。

 報道陣向けのプライベートブースでは、このほかにAMD APUを搭載するモデルやモバイルプロジェクターと合体したモデルなど、さまざまなバリエーションモデルを展示していた。

USBレシーバーに触れるだけで充電できるプレゼン用マウス

 同社が2013年4月に発表したプレゼン用ワイヤレスマウス「Aivia Neon」も面白い製品だ。通常のマウスとして使えるほか、持ち上げると自動的にエアマウスとなる。本体前面にレーザーポインタも備えており、簡単にプレゼンを行える。センサーは光学式で、解像度は1200dpiだ。

photophotophoto プレゼン用マウス「Aivia Neon」。持ち上げると自動的にエアマウスとなる(写真=左、中央)。持ちやすいよう中央部がへこんだ形状となっている(写真=右)

 このマウスは充電方法も珍しい。リチウムイオンバッテリーを内蔵しているが、専用のUSBレシーバーをUSBポートに接続し、USBレシーバーとマウスをくっつけると充電できる仕組みだ。本体サイズは57(幅)×105(奥行き)×37(高さ)ミリで、重量107グラム。対応OSはWindows 8/7/Vista/XP。

photophoto USBレシーバーとマウス本体を接続して充電する

未発表のIntel 8マザーボードも

 そのほか、プレス向けプライベートブースで未発表のIntel 8世代マザーボードも展示していたので写真で紹介する。

photophoto バックパネルに2系統のThunderboltポートを備えるIntel Z87 Express搭載マザーボード「GA-Z87X-UD5 TH」。IEEE802.11a/b/g/n/ac+Bluetooth 4.0対応モジュールを実装しているのも特徴だ。本製品はまだ試作品の段階で、発売時期は未定という(写真=左)。AMD A85Xを搭載するMini-ITXマザー「GA-F2A85XN-WIFI」。IEEE 802.11a/b/g/nおよびBluetooth 4.0に対応する(写真=右)
photophoto ゲーム用マザーボードもIntel B85 Express搭載の「G1.Sniper B5」とAMD A85X搭載の「G1.Sniper A85X」の2種類を展示。どちらも安価なゲーミングPCを組みたいときに向く低価格モデルだ
photo COMPUTEX TAIPEI 2013のGIGABYTEブース

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