価格を重視するHPの開発戦略――「革新的なデバイスでも、安くなければ“イノベーション”ではない」：多くの人が使えてこそ（2/2 ページ）

[池田憲弘，ITmedia]

　本イベントでは、すでに米国で発売している製品や、スペックが未公開の製品も展示された。ここでは「HP Pavilion 14 Chromebook」「HP ENVY TouchSmart 14 Ultrabook」を紹介する。

HP Pavilion 14 Chromebook

HP Pavilion 14 Chromebook

　HP Pavilion 14 ChromebookはChrome OSを搭載する14型ノートPC。米国では現在販売中のモデルで、価格は329.99 USドル（日本円換算：約3万2269円　2013年6月26日現在）から。

　主な仕様はCPUがCeleron 847（1.1GHz）、メモリが2Gバイト（最大4Gバイト）、ストレージが16GバイトSSDなど。14型ワイド液晶ディスプレイは1366×768ドット表示に対応する。インタフェース類はUSB 2.0×3、HDMI出力、有線LANポート、メディアカードスロット、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth、Webカメラ、音声入出力などを備えた。

　バッテリーは4セルのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、容量は37ワットアワーだ。最大4時間15分動作するとしている。本体サイズは約347（幅）×238（奥行き）×21（高さ）ミリで重量は約1.8キロ。

背面にはChromeのロゴがある（写真＝左）。キーボードには検索専用ボタンがある（写真＝右）

左側面にはUSBポートとヘッドフォン出力を配置する（写真＝左）。右側面にはUSBポート2つとHDMI出力、有線LANポート、メディアカードスロットを搭載（写真＝右）

HP ENVY TouchSmart 14 Ultrabook

HP ENVY TouchSmart 14 Ultrabook

　HP ENVY TouchSmart 14 Ultrabookは14型ワイド液晶ディスプレイを搭載するUltrabook。外部GPUとしてGeForce GT 740M（グラフィックスメモリ2Gバイト）を搭載する点や、最大11.5時間のバッテリー動作などを特徴とするが、詳しい仕様は明かされていない。

　インタフェースはUSB 3.0×2、USB 2.0×1、HDMI出力、メディアカードスロット、有線LANポートなどを搭載しており、米国で発表済みの15.6型ノートPC「HP ENVY15 TouchSmart Notebook」と近い仕様だと予想される。

HP ENVY TouchSmart 14 Ultrabookの主な特徴（写真＝左）。背面下部にはHewlett-Packardの印字が施してある（写真＝中央、右）

左側面にはUSBポート2つとHDMI出力、メディアカードスロットを搭載（写真＝左）。右側面にはUSBポート、有線LANポート、ヘッドフォン出力を備えた（写真＝右）