「VAIO Duo 13」徹底検証(中編)――新スライダーPCの画質、音質、ペン入力、キーボード、タッチパッドはいかに進化したか紙のノートを卒業できる?(4/5 ページ)

» 2013年07月05日 08時30分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

ペン入力を活用するための豊富なアプリが付属

 優れたペン入力機能を活用するための付属ソフトウェアも豊富にそろっている。

 新たに追加されたCamScannerは、内蔵カメラをスキャナ代わりに使えるWindowsストアアプリだ。紙の印刷物やプロジェクターの投写画面、ホワイトボードなどを撮影すると、自動で輪郭検出と台形補正の処理ができ、ゆがみを抑えた読みやすい状態で画像やPDFとして保存できる。OCR機能により、画像内の文字を読み取ってテキストデータを作成し、クリップボードにコピーする機能も持つ。

 CamScannerは撮影時のプレビュー画像が粗く、フォーカスが合っているのか確認しづらいほか、OCR機能による文字認識の精度があまり高くないといった不満点もある。しかし、作成したPDFファイルはデジタルノートアプリのNote Anytime for VAIOに直接送ることができ、ペン入力で情報を自由に書き加えることも可能だ。

 つまり、ちょっとした紙の印刷物を内蔵カメラでデジタルデータ化し、手書きのメモやイラストなどを加えた状態で管理する、といったことが簡単にできてしまう。これは他のノートPCにはない大きなメリットだ。

内蔵カメラをドキュメントスキャナ的に利用できるCamScanner。紙の印刷物を撮影すると(画像=左)、自動的に輪郭を検出でき(画像=中央)、台形補正によるゆがみを抑えた画像を作ってくれる(画像=右)。画像はオリジナルの状態に加えて、鮮明化、高品質鮮明化、白黒、グレーといった画像処理が可能だ。鮮明化はコントラストが強調されて見栄えがよくなる。高品質鮮明化はシャープネスが少し強すぎる印象だ
CamScannerで作成した画像はPDFに変換でき、PDFをデジタルノートアプリのNote Anytime for VAIOで開けば、手書きの文字や図を加えた状態で保存しておける(画像=左/中央)。作成した画像にOCRをかけ、読み取ったテキストデータをクリップボードにコピーできる機能もある(画像=右)

 また、撮影した写真データの被写体をペン操作でざっと囲むだけで輪郭を自動検出して画像合成が行えるActive Clip、手書き文字入力システムのmazec-T for Windowsも備えている。レスポンスがよく、高精度なペン入力機能も相まって、こうした紙のノートを代替するような仕掛けも無理なく使えるだろう。

 Office Home and Business 2013では、OneNote 2013やOutlook 2013、PowerPoint 2013がペンでの手書き入力に対応する。OneNote 2013は筆圧検知に対応し、手書き文字をテキスト検索することも可能だ。プレゼン中のスライドに手書きでメモを加えられるSlide Show add-inも用意しており、ビジネスシーンでもペンによる手書きを存分に生かせる。ただし、付属のフォトレタッチソフトであるPhotoshop Elements 11は筆圧検知に対応していない(ペン入力は可能)。

画像キャプチャアプリのActive Clipは、画像の輪郭をおおまかにペンでなぞることで、輪郭を自動検知して切り抜くことができ、ペンで切り抜く範囲を微調整することも可能だ(画像=左/中央)。切り抜いた画像をNote Anytime for VAIOに送り、ペン入力で情報を書き加えて保存することもできる(画像=右)

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