Apple、「iPhone 5s」「iPhone 5c」日本向けモデルを公表使えるLTE周波数帯が決まりました

» 2013年09月11日 12時36分 公開
[長浜和也,ITmedia]

LTEはドコモとKDDIの1.5GHz帯に対応せず

 Appleは、日本の移動体通信事業者に向けて出荷するiPhone 5sとiPhone 5cのモデル名を明らかにした。iPhone 5sとiPhone 5cはともに、サポートする通信方式が異なるモデルをそれぞれ4モデル用意している。

 Appleでは、このうち、日本の移動体通信事業者向けにiPhone 5sがモデルA1453、iPhone 5cがモデルA1456を出荷する。こちらも、対応するLTE周波数帯は、2.1GHz(バンド1)、1.9GHz(バンド2)、1.8GHz(バンド3)、AWS(バンド4)、850MHz(バンド5)、900MHz(バンド8)、700cMHz(バンド13)、700bMHz(バンド17)、800MHz(バンド18)、800MHz(バンド19)、800DDMHz(バンド20)、1.9GHz(バンド23)、800MHz(バンド26)となる。

 このうち、NTTドコモでは、2.1GHz(バンド1)と800MHz(バンド19)を、KDDIは、2.1GHz(バンド1)と800MHz(バンド18)、そして、ソフトバンクモバイルでは、2.1GHz(バンド1)と900MHz(バンド8)、イー・アクセス割り当ての1.8GHz(1.7GHz)(バンド3)をそれぞれ利用することになる。

 ただし、ソフトバンクモバイルの900MHzについては、現在3Gで利用しているものの、LTEでの提供はまだ始まっていない。ソフトバンクモバイルでは、2014年夏以降の運用開始を目指して現在準備を進めている。また、NTTドコモとKDDIが提供している1.5GHz帯は、モデルA1453もモデルA1456も対応しない。

iPhone 5s(モデルA1453)とiPhone 5c(モデルA1456 )が利用できるLTE周波数帯
2.1GHz バンド1 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル
1.9GHz バンド2
1.8GHz バンド3 ソフトバンクモバイル(イー・アクセス)
AWS バンド4
850MHz バンド5
900MHz バンド8 ソフトバンクモバイル(ただし、LTEの運用開始は2014年夏以降)
700cMHz バンド13
700bMHz バンド17
800MHz バンド18 KDDI
800MHz バンド19 NTTドコモ
800DD バンド20
1.9GHz バンド25
800MHz バンド26

(記事掲載当初、ソフトバンクモバイルの900MHz運用の現況とLTE開始予定時期に誤りがありました。お詫びして訂正いたします)

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