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ソニーは10月8日、「VAIO」ブランドの2013年秋冬モデルを発表した。2013年夏モデルと同様、店頭販売向けの標準仕様モデルと、購入時に仕様が選択できるソニーストア直販のVAIOオーナーメード(VOM)モデルを用意し、2013年10月19日より順次発売する。
新ラインアップで注目したいのは、3つのモードで利用できる13.3型/14型/15.5型コンバーチブルノートPC「VAIO Fit 13A/14A/15A」、第4世代Core Yシリーズ採用の11.6型Windowsタブレット「VAIO Tap 11」、画面を寝かせてタッチできる新デザインの21.5型テーブルトップPC「VAIO Tap 21」だ。より幅広いユーザー層にタッチ対応の変形型PCを提案するラインアップとなっている。
スライドボディの13.3型コンバーチブルPC「VAIO Duo 13」、軽量モバイルノートPCの11.6型モデル「VAIO Pro 11」と13.3型モデル「VAIO Pro 13」、エントリークラスの15.5型ノートPC「VAIO Fit 15E」もマイナーチェンジした。VAIO Duo 13とVAIO Pro 11/13については、「物作りの情熱」を多層塗装の光沢レッドで表現した特別カラーモデル「VAIO | red edition」も引き続き直販限定で販売する。
なお、プリインストールOSはVAIO Duo 13のみ64ビット版Windows 8.1、それ以外のモデルは64ビット版Windows 8を採用する。全モデルにWindows 8.1をプリインストールしない理由としてソニーは、購入後に無償アップデートするか、Windows 8のまま使うか選択できる仕様にしたという。
夏モデルの「VAIO Fit 14」と「VAIO Fit 15」を置き換える新しい主力ノートPCとなるのが、13.3型の「VAIO Fit 13A」、14型の「VAIO Fit 14A」、15.5型の「VAIO Fit 15A」だ。旧VAIO Fitは従来型のクラムシェルボディを採用していたが、VAIO Fit 13A/14A/15Aは3つのモードに切り替えて利用できるコンバーチブルボディとなった。
エントリー層にも安心して使ってもらえる新世代のコンバーチブルPCを目指して開発された製品で、天板が2つに折れ曲がって液晶ディスプレイが反転する独自の「マルチフリップ」方式ヒンジを採用する。
これにより、通常の「キーボードモード」ではクラムシェル型ノートとまったく同じ使い勝手のキーボード入力環境を提供しつつ、映像の閲覧では液晶ディスプレイを反転させた「ビューモード」へ、タッチ操作では反転した液晶ディスプレイを閉じた「タブレットモード」へと、利用シーンに応じて最適な3つのモードに変形することが可能だ。
モバイルを想定した約1.31キロのVAIO Fit 13AはCore i3-4005U(1.7GHz)とアウトカメラを標準装備し、中間サイズのVAIO Fit 14AはPentium 3556U(1.7GHz)にスペックを抑え、大ぶりなVAIO Fit 15Aの最上位機はCore i7-4500U(1.8GHz/最大3.0GHz)と2880×1620ドットの高解像度液晶を採用するなど、モデルによって一部の仕様が異なる(VOMモデルでは仕様の選択が可能)。いずれも筆圧対応のデジタイザスタイラスを利用可能だ(VAIO Fit 15Aの最上位機のみ標準添付、ほかは別売)。
Windows 8タブレットの「VAIO Tap 11」は、ソニー初の液晶ディスプレイ着脱式コンバーチブルPC。第4世代Core搭載機で最薄となる9.9ミリ厚のボディを実現し、非使用時に磁力で装着して画面をカバーできるワイヤレスキーボードが付属する。タブレットの裏面に収納されたスタンドを立てて、ワイヤレスキーボードと組み合わせて使えば、クラムシェル型ノートPCと同じ感覚で利用可能だ。筆圧対応のデジタイザスタイラスも付属する。
店頭モデルはCore i5-4210Y(1.5GHz/最大1.9GHz)、4Gバイトメモリ(DDR3L)、128GバイトSSD、11.6型フルHD液晶ディスプレイを搭載。タブレット本体のサイズは304.6(幅)×188(高さ)×9.9(厚さ)ミリ、重量は約780グラムだ。ワイヤレスキーボードのサイズは304(幅)×187.4(奥行き)×4.25(高さ)ミリ、重量は約320グラムで、タブレット本体に装着した場合の厚さは合計14.15ミリ、重量は合計約1.15キロとなる。バッテリー駆動時間は約8時間。
ソニーがテーブルトップPCと呼ぶ「VAIO Tap 21」は、バッテリーを内蔵し、画面を寝かせてタッチ操作ができる液晶一体型デスクトップPC。夏モデルの「VAIO Tap 20」から画面サイズと解像度をアップし、基本スペックとボディデザインも刷新した。
CPUなどの基本スペックが異なる3モデルを店頭向けに用意し、最上位機のSVT21219DJBはCore i7-4500U(1.8GHz/最大3.0GHz)、8Gバイトメモリ(DDR3L)、1TバイトのハイブリッドHDD(NANDフラッシュメモリ内蔵)、21.5型フルHD液晶を装備する。
新デザインのボディは背面にアルミカバーを採用し、薄型化して画面を寝かせた状態での高さを抑えた。本体サイズは最小傾斜時で523.7(幅)×174.2(奥行き)×310.5(高さ)ミリ、最大傾斜時で523.7(幅)×321(奥行き)×35.5(高さ)ミリ、重量は約3.9キロだ。内蔵バッテリーで約4時間駆動する。
マイナーチェンジの機種もチェックしていこう。13.3型モバイルノート「VAIO Pro 13」と11.6型モバイルノート「VAIO Pro 11」は、いずれも店頭モデルのPhotoshop Elements 11をこれまでの体験版から製品版に変更した一方、ボディカラーはブラックのみで、シルバーがVOMモデルの限定色となった。VAIO Pro 11のVOMモデルは最大メモリ容量が8Gバイトに倍増している点に注目だ。
スライドボディの13.3型コンバーチブルPC「VAIO Duo 13」は、全ラインアップでフラッグシップに位置するモデル。基本スペックに変更はないが、これまでVOMモデルだけの取扱いだったLTEモデルを店頭向けにも展開する。シリーズ中で唯一、Windows 8.1をプリインストールし、Connected Standbyに対応するのも特徴だ。
エントリークラスの15.5型ノートPC「VAIO Fit 15E」は、CPUを最新の第4世代Coreに移行。基本スペックの異なる3モデルを店頭向けに用意するほか、VOMモデル限定で14型の「VAIO Fit 14E」も販売する。
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