「VAIO Fit 14A」を動画で見る――ノートPCの新定番スタイルになれるか?“2 in 1”を一般ユーザーへ(1/3 ページ)

» 2013年10月10日 20時30分 公開

主力ノートPCも“変形ボディ”にかじを切ったVAIO

ソニーの新しい主力ノートは「VAIO Fit 13A/14A/15A」。写真はVAIO Fit 14A(写真=左)とVAIO Fit 15A(写真=右)

 ソニーはVAIOの2013年秋冬モデルによって、“2 in 1”の体験を一般ユーザー層まで普及させようとしている。

 ここでの2 in 1とは、インテルが第4世代Core(開発コード名:Haswell)搭載のUltrabookで推奨する「従来型のキーボード付きPCとしても、タブレットとしても利用できる変形・着脱機構を備えたPC」を示す。これまでコンバーチブルPCやハイブリッドPCと呼ばれてきたジャンルだが、最近はインテルを中心にPCメーカーも2 in 1というキーワードを掲げ始めており、停滞するPC市場での新たな価値創造を図る構えだ。

 VAIOの秋冬モデルでは「VAIO Tap 11」「VAIO Tap 21」「VAIO Fit 13A/14A/15A」という3タイプの2 in 1デバイスが登場したが、これまでと大きく違うのは主力のノートPCまでその裾野を広げてきたこと。ソニーは約1年前のWindows 8発売とともに、「VAIO Duo 11」「VAIO Tap 20」という先進的な2 in 1のPCを投入したが、販売数の多い主力ノートPCは保守的であることが望まれ、従来型のクラムシェルを継続していた。この流れは直近の2013年夏モデルまで続く。

 しかし、ソニーはVAIOの秋冬モデルにおいて主力のクラムシェルノートPC(VAIO Fit 14/15)を置き換える戦略的な新ラインアップとして、VAIO Fit 13A/14A/15Aを投入してきた。これらは従来のクラムシェルノートとしての使い勝手を保ちながら、液晶ディスプレイが回転する独自の機構を採用し、2 in 1の体験を提供する製品だ。

 VAIO開発陣は「PCが普及して非常に安価なものも世の中にあふれ、スマートデバイスの台頭で市場が停滞している中、もはやありふれたノートPCやデスクトップPCを我々が出す意味はない。PCにおける創造的破壊のキーとして、VAIO Fit 13A/14A/15Aを投入する」と、モデルチェンジの背景を語る。

左からVAIO Fit 13A、VAIO Fit 14A、VAIO Fit 15A。画面サイズは違うが、同じ変形機構を備えている

 それでは、どのように新スタイルのPCを普及させるのか? PCにあまり興味がない一般ユーザー層に2 in 1を選んでもらうためには、どんな格好に変形するかより、実は「クラムシェルノートとしての使い勝手」の部分が重要になるという。例えば、VAIO Duoシリーズは独自のスライド機構により、ワンアクションでノートPC形状とタブレット形状を即座に切り替えられるのがウリだが、こうしたユーザー層では「使いこなすのが難しそう」という反応も少なからずあるだろう。

 そこでソニーはVAIO Fit 13A/14A/15Aの開発に際して、さまざまな形の2 in 1デバイスを集め、メーカー名や製品名を伏せ、一般ユーザーにじっくり試用してもらう機会を設けた。その結果、これまでと変わらないクラムシェルノートとして使えるうえ、必要に応じて液晶ディスプレイを反転し、タブレット形状としても使えるVAIO Fit 13A/14A/15Aの変形機構が最も高評価を得たため、「このスタイルならば、一般ユーザーにも受ける」と判断し、製品化に踏み切ったとのことだ。

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