Radeon R9/R7シリーズを搭載したグラフィックスカードが続々と登場するなか、先週はMSIの独自クーラー搭載モデルが話題を集めていた。特に注目されていたのは上位3モデル。「Twin Frozr 4S」を搭載した「R9 280X Twin Frozr 4S OC」「R9 270X Twin Frozr 4S OC」と「Twin Frozr IV」搭載の「R9 270X HAWK」で、価格は順に4万円前後と2万7000円前後、3万円前後となる。
また、ASUSTeKからも独自クーラー「DirectCU II」を搭載したR9 270Xカード「R9270X-DC2T-2GD5」が登場しており、こちらも話題となっている。価格は2万8000円前後だ。
主力メーカーのR9/R7モデルが充実したことを歓迎するショップは多い。パソコンショップ・アークは「GeForceでも人気のあるシリーズが買えるようになったのは大きいですね。R9登場時からブランド待ちしていた人もいるので、これから流れができてくるのかなと思います」と期待を寄せていた。
しかし、グラフィックスカード全体の流れは「まだ圧倒的にGeForce」という声も多い。某ショップは「R9/R7はまず価格がこなれて割安感が出ないことには、HD 7000シリーズから世代交代すら周知できない感じです。個人的には最上位のR9 290X/290カードの登場で状況が変わればいいですが」とこぼしていた。
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