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台湾BungBungameがAndroidタブレット「KALOS」で日本参入――IGZO液晶+Tegra 4+Exmor Rカメラ搭載タブレット戦線に新風

» 2013年11月25日 00時00分 公開
[ITmedia]

 BungBungameは11月25日、ハイスペックな10.1型Androidタブレット「KALOS(カロス)」を発表した。台湾と日本で同時発売した後、米国や欧州でも販売する予定だ。日本での発売は12月中旬の予定。価格はオープン、実売価格は4万5800円前後と予想される。

10.1型Androidタブレット「KALOS」

 同社は2008年に創業した台湾のソフトウェア/ハードウェアメーカー。2012年に同社初のタブレットとなるWindowsタブレット「Photon(フォトン)」を投入、続いてAndroidタブレット「MiSS(ミス)」を台湾と米国で発売した。2013年5月には日本支社(BungBungame Japan)を都内に設立し、KALOSで国内タブレット市場に参入する。

ハイエンドAndroidタブレット「KALOS」

 KALOSは同社タブレット製品のハイエンドモデル。シャープのIGZO技術による2560×1600ドット表示の10.1型ワイド液晶ディスプレイ、NVIDIAの新型SoC(System On Chip)であるTegra 4(1.8GHz)、ソニー製の裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”を搭載した約1300万画素のアウトカメラ(オートフォーカス/フラッシュ付き)など、ハイスペックを特徴とする。

 OSはAndroid 4.2.2、メモリは2Gバイト(DDR3)、ストレージは16Gバイト(eMMC)を搭載。通信機能はIEEE802.11a/b/g/nの無線LAN(MIMO)、Miracast、Bluetooth 4.0、NFCに対応し、センサー類は加速度、ジャイロ、デジタルコンパス、環境光、GPSを内蔵する。

 インタフェース類は、Micro USB 2.0、ヘッドフォン出力、マイク、ステレオスピーカー(AM3D Audio Enhancementによるバーチャルサラウンド対応)、SDXC対応microSDメモリーカード、120万画素のインカメラを備える。プリイントールのアプリはAdobe Acrobat Reader、KingSoft Office、TeamViewer、MX Player、Vineなど。

 ボディはアルミニウム合金、カラーはブラックネイビーを採用。本体サイズは262(幅)×183(高さ)×8.9(厚さ)ミリ、重量は約600グラムだ。容量33ワットアワーのリチウムポリマーバッテリーを内蔵し、バッテリー駆動時間は10時間以上としている。

 同社は画面保護フィルム、クリアケース、革製ケース、金属フレームなどのKALOS専用アクセサリも発売する予定だ。

10.1型ワイド画面で2560×1600ドット表示のIGZO液晶ディスプレイを搭載(写真=左)。IPS方式を採用したIGZOディスプレイとのこと。ソニー製の裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”を搭載した約1300万画素のアウトカメラを内蔵する(写真=中央)。右側面に音量ボタン、Micro USB 2.0、ヘッドフォン出力、カバー内にSDXC対応microSDメモリーカードが並ぶ(写真=右)。充電はMicro USBで行う

Androidタブレット下位モデル「MiSS」

10.1型Androidタブレット下位モデル「MiSS」

 なお、KALOSの発売に伴い、下位モデルのMiSSも値下げして国内で発売する。実売価格は2万9800円前後の見込みだ。MiSSはAndroid 4.1.1搭載の10.1型タブレット。1280×800ドット表示の液晶ディスプレイ、NVIDIA Tegra 3、1Gバイトメモリ(DDR2)、16GバイトeMMCを搭載する。

 通信機能はIEEE802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 3.0+HSに対応し、センサー類は加速度、ジャイロ、デジタルコンパス、環境光、GPSを内蔵する。30ピンDockコネクタ、ヘッドフォン出力、マイク、スピーカー、SDXC対応microSDメモリーカード、120万画素のインカメラ、500万画素のアウトカメラ(オートフォーカス/フラッシュ搭載)も備える。

 本体サイズは259.6(幅)×184.2(高さ)×8.3(厚さ)ミリ、重量は約542グラム。容量26ワットアワーのリチウムポリマーバッテリーを内蔵し、バッテリー駆動時間は最大10時間としている。

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