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突如現れたハイエンドなAndroidタブレット――「KALOS」とは何か?:IGZO液晶、Tegra 4、Exmor R搭載で4万円台半ば(2/2 ページ)

» 2013年11月25日 00時00分 公開
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KALOSで日本のタブレット市場に本格参入するBungBungameとは?

 ここで聞き慣れないメーカー名が気になる方へ説明しておくと、BungBungameは2008年に創業した台湾の新興メーカーであり、このKALOSをもって日本のタブレット市場に本格参入する。社名の「BungBung」は、中国語で「素晴しい」の意である「棒棒」から採ったそうだ。

 社名の通り、創業当初はゲームアプリなどのソフトウェア開発・販売を行う企業だったが、右肩上がりに成長し、2011年にはハードウェア事業部を新設、タブレットの開発に着手した。翌2012年には同社初のタブレットとしてWindows搭載の「Photon(フォトン)」を投入し、同年にAndroidタブレット「MiSS(ミス)」を台湾と米国で発売した経緯がある。

 一昨年にハードウェア事業を始めたBungBungameは当然ながらファブレス企業だが、製造はアップルをはじめ、国内外の大手メーカーが生産を委託しているQuanta Computerが行っているという。また製品開発においては、同じく台湾のASUSTeK Computerから技術協力を得ているそうで、このように作り込んだAndroidタブレットを短期間で投入できる背景を知ると納得もできる。

 また、BungBungameは2013年5月に初の海外拠点として日本支社(BungBungame Japan)を東京・銀座に設立しているのもポイントだ。KALOSには日本語マニュアル(クイックスタートガイド)が付属するのはもちろん、サポートをこの日本支社が行い、フリーダイヤルで日本語による問い合わせができるという。

 この辺りはPCショップなどが海外から買いつけて低価格で販売している、いわゆる“中華パッド”とは大きく違う部分だ。メーカーが海外市場に参入する場合、現地法人を置かず、代理店を通じて販売するほうが低コストで済むが、最初から日本法人とフリーダイヤルによるサポート体制を整えるという選択には、日本市場への並々ならぬ意気込みが感じられる。

ハイエンドAndroidタブレットに注目すべき新たな選択肢

 今回触れた試作機では、操作の使い勝手をチェックしたり、各種ベンチマークテストを行うことができなかったが、アルミニウム合金の剛性感あるボディに出自が確かな高性能パーツを多数詰め込み、4万円台半ばという価格はなかなかインパクトがある。

 国内で現在販売されているTegra 4と2560×1600ドット表示の10.1型ワイド液晶を搭載したAndroidタブレットとしては、ASUSTeK Computerの「ASUS Pad TF701T」(キーボードドック付きで実売6〜7万円前後)や東芝の「REGZA Tablet AT703」(筆圧対応ペン+カバー兼Bluetoothキーボード付きで実売6万円台前半〜8万円前後)が挙げられる。これらに比べて、KALOSは付属品を少なくしたシンプルな構成もあって4万5800円前後と入手しやすく、高性能なアウトカメラが強みとなる。

 国内初参入ゆえ製品の完成度はまだはかりかねる部分もあるが、発売後に大きな不具合などがなければ、かなり競争力の高い10型クラスのAndroidタブレットが出てきたという印象を受けた。この冬、ハイスペックなAndroidタブレットを狙っているという方は、検討候補に加えてみてはいかがだろうか。

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