「Radiant VX1300A88」――新型APU「Kaveri」搭載で6万円台のコスパモデル注目PCレビュー(2/2 ページ)

» 2014年02月07日 18時48分 公開
[ITmedia]
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実力テスト:最新ゲームタイトルもある程度は楽しめる性能

 ここから定番ベンチマークテストで本機の性能をチェックしていく。なお、評価機は64ビット版Windows 8.1をインストールしている。

 まず、WinSATを使って算出したWindowsエクスペリエンスインデックスのスコアを見ていこう。結果はCPUとメモリが7.6と高いスコアを出す一方、グラフィックスおよびHDDは5.9にとどまった。CPU処理性能を測るCINEBENCH R11.5/R15は、それぞれ3.56(pt)、314(cb)でやや期待値を下回る結果。

 PCの処理全般をシミュレートするPCMark 7も、総合スコアが3041となり、ストレージが足を引っ張っているとはいえ、少々期待外れな結果になっている。ちなみに評価機に搭載されているメモリはDDR3-1600で、BTOメニューの選択肢にこれ以上のオプションは用意されていない。

WindowsエクスペリエンスインデックスとPCMark 7の結果

CINEBENCH R11.5とCINEBENCH R15の結果

 一方、グラフィックス性能を測る3DMarkおよび3DMark11は、Cloud GateのGraphicsスコアで9002、3DMark 11(Peformance)のグラフィックススコアで2094と、可もなく不可もなくという印象。以前レビューした21.5インチiMac(CPU統合型グラフィックスのIris Pro 5200を搭載)と比べて劣る結果になっている。

 実際のゲームベンチとして、FINAL FANTASY XIV新生エオルゼアベンチマーク キャラクター編も試したが、1280×720ドットの最高品質で3068(やや快適)、1920×1080ドットの最高品質で1574(設定変更を推奨)と、基本的に1280×720ドットで、少し画質を落とせば楽しめる、といった程度。なお、1280×720ドットの標準品質(デスクトップPC)なら6000を超えるスコアで「とても快適」の指標にはなっている。ゲームについては、Mantle対応ゲームタイトルが増え、βの取れたドライバが正式公開されてからのお楽しみ、というところだろう。

3DMarkと3DMark 11の結果

FINAL FANTASY XIV新生エオルゼアベンチマーク キャラクター編の結果

まとめ:「新APUの将来性に期待、でもイチから自作はしたくない」、そんな人に

 超ハイエンドのデュアル水冷システムなど、尖った製品を数多く販売するサイコムのラインアップからみると、今回紹介した「Radiant VX1300A88」は、新型APUというトピックはあるものの、かなり大人しめの製品となっている。

 もちろん、普段使いのメインマシンとして十分な性能を備え、コストパフォーマンスも悪くはないので、消費税が増税される前に新規で1台マシンを用意しようと思っているなら、購入候補にはなるだろう。「Kaveriの登場で久しぶりにAMDプラットフォームが気になっているけれど、イチから自作するのは手間もかかるし、時間もないから……」と敬遠している人は、検討してみてはいかがだろうか。


Radiant VX1300A88(評価機)の主な仕様
製品名 Radiant VX1300A88
メーカー サイコム
PCケース INWIN IW-Z624/U3-450
CPUクーラー Praeton LD963
CPU(コア数/スレッド数) A10-7850K(4/4)
動作周波数 3.7GHz/最大4GHz
チップセット AMD A88X
GPU CPU内蔵(Radeon R7 Graphics)
GPUクロック 720MHz
メモリ 8GB(PC3-12800/4GB×2)、最大16GB
メモリスロット(空きスロット) 4(2)
ストレージ(評価機実装) 1TB HDD/7200rpm(Seagate ST1000DM003)
ストレージフォームファクタ 3.5インチ
ストレージ接続インタフェース Serial ATA 6Gbps
光学ドライブ LG Electronics GH24NSB0
5インチベイ(空き) 2(1)
3.5インチベイ(空き) オープンベイ×2(2)、シャドウベイ×2(1)
無線LAN
Bluetooth
有線LAN ギガビットLAN
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) 181×405×365mm
オフィススイート
価格 6万7480円
発売日 2014年1月16日

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