最新ゲームもバリバリこなす高性能ゲーミングノートPC「MSI GT70 2OC-211JP」の実力スペック以外もゲーマー仕様(1/2 ページ)

» 2013年07月17日 12時02分 公開
[長畑利博(撮影:矢野渉),ITmedia]

ゲーマーに最適化したハイスペックノートPC

 3Dグラフィックスを駆使したゲームタイトルをプレイしたい、でも自分の部屋にはデスクトップPC一式を置いておくスペースはない……。そんなユーザーも結構いるのではないだろうか。

 高い処理性能を備えつつ、使わないときにはスペースを取らないハイスペックゲーミングノートPCは、そういったユーザーの最適解ともいえる製品だ。今回はそうしたゲーマー向けノートPCの中から、サイコムが販売するスペック重視のMSI製ノートPC「MSI GT70 2OC-211JP」を紹介しよう。

「MSI GT70 2OC-211JP」

 本機のスペックを見ていくと、CPUにはCore i7-4700MQ(2.4GHz/最大3.4GHz)を採用し、チップセットにはIntel HM87 Express、ゲーミングノートPCとしてキモとなるグラフィックス部分には、NVIDIA製の最新GPU、GeForce GTX 770M(4Gバイト)を搭載している。

 同GPUはシリーズの最上位モデルではないが、現役のゲームを楽しむには十分な性能を有している。また、CPU内蔵グラフィックスであるIntel HD Graphics 4600を併用して使える「Optimus」にも対応し、負荷のかかるゲームの場合は3D性能に優れるGeForce GTX 770Mを、オフィスアプリなどGPU性能が不要なアプリケーションはCPU内蔵のIntel HD Graphics 4600を使用といった使い分けを自動で行い、消費電力と性能のバランスを取ることができる。

Haswell世代のCore i7-4700MQ(2.4GHz/最大3.4GHz)と、NVIDIAの最新モバイル向けGPU「GeForce GTX 770M」を組み合わせた高性能システムを採用する(写真=左)。GPUの優先順位はNVIDIAコントロールパネルから手動で指定することもできる(画面=右)

 このほか、ストレージとして128GバイトSSD+750GバイトHDDを搭載。ロットによって型番は変わる可能性があるが、評価機はSSDがSanDiskの「SD5SF2128G」、HDDはウエスタンデジタル製の「WD7500BPKT」となっていた。光学ドライブはBlu-ray Discドライブだ。

 またネットワーク回りには、ゲーマー向けLAN製品で知られる「Killer」ブランドのネットワークチップを採用。使用アプリケーションに対して自動的に優先順位をつけ、例えばYouTubeで動画を見ながらゲームをした場合でもゲーム側に優先的にネットワーク帯域を割り振るといったことが可能だ。

 メモリについては、標準では8Gバイトとなっているが、サイコム取り扱いの製品では、BTOメニューからメモリを16Gバイト(+6450円)もしくは24Gバイト(+1万2910円)にアップグレードできる。標準の容量でも十分ではあるが、将来的に増設する可能性があるなら、最初から増量しておいたほうがよいだろう。OSは64ビット版Windows 8で標準構成価格は21万4800円となっている。

本体ディスプレイを含め4画面出力が可能

 次に外観をチェックしていこう。本体サイズは428(幅)×288(奥行き)×55(高さ)ミリ、重量は約3.9キロとヘビー級だ。またACアダプタも実測で約82(幅)×169(奥行き)×39(高さ)ミリとこちらもかなり巨大である。このため、モバイル的な使い方ではなく、部屋間(もしくは車)での移動など、ある程度の可搬性を持つデスクトップPCとしての運用を考えるほうが自然だ。本体のデザインも重厚で、天板部分はヘアライン加工された半ツヤブラックの金属製。中央部にはLEDで光るMSIロゴが表示される。

 さらに派手なのがキーボードだ。キーはすべてにバックライトLEDが採用されており、ソフトウェアから各キーのカラーリングをさまざまな形に変化させられる。ただ、派手と言っても、キータイプしたときの操作を阻害するようなものではない。この機能が目立つのは、キーボード部分をやや斜め横から見た場合で、正面から見ると色調がきつくならないようになっている。また、キーボードは、ゲーマー向けマウスなどの周辺機器製造で知られているSteelSeries製で、最大8キーまでの同時入力に対応するほか、応答性、耐久性を重視した構造になっている。

SteelSeries製のゲーミングキーボードを採用し、最大8キーまでの同時入力に対応。キーボード奥にはタッチセンサー式のアプリケーションキーが並ぶ

 キーレイアウトはWindowsキーが右側にあるレイアウトだ。もともとWindowsキーのある左側スペースは、ゲームで頻繁に使用する「W」、「A」、「S」、「D」、「Ctrl」、「スペース」キーなどが集中しているため、誤作動を防ぐためにWindowsキーの配置を変えたという。このレイアウトにより、ゲームで使用する機会の多い、「Ctrl」キーの幅は実測で約26ミリ、「Alt」キーは約18ミリとノートPCとしてはやや大きめになっている。

 キートップはフラットなタイプで、実際の使い勝手としては、タッチは軽め、キーストロークもやや浅いの印象だ。キーのタイプ音は抑えられているため、深夜にタイピングしても騒音の発生は最小限にできるだろう。なお、キーボードの「無変換」キーの下の部分に、タッチパッドをオン/オフできる機能が用意されており、ゲーム操作時の誤作動対策はタッチパッドにもおよんでいる。

専用ソフトウェアから設定することで、キーのカラーリングをカスタマイズできる。虹のように左側は赤、真ん中は緑、右側はブルーといったように色調を変化させることも可能だ

 本体が巨大なだけあって、ディスプレイも17.3型ワイドと大型だ。解像度は1920×1080ドットのフルHD表示に対応。映り込み防止パネルを採用していることもあり、屋内の使用であれば、外光の反射や映り込みはまず感じられない。アンチグレア処理を重視したためか、白い画像を表示したときは若干ギラ粒感が感じられる。

1920×1080ドット表示に対応した17.3型非光沢液晶を搭載

 なお、MSI GT70 2OC-211JPは、外部出力用端子として、アナログRGB、Mini DisplayPort、HDMIの3つのポートを用意しており、自分で外部ディスプレイを用意すれば、(本機のディスプレイを含めて)最大4画面同時出力が可能となっている。ビジネスユーザーやチャットなどを別アプリで使用している場合などは便利だ。こうした多出力も高性能GPUを内蔵している恩恵だ。なお、各出力コネクタは本体の背面側にあるため、ケーブルレイアウト的にもジャマにならないのがうれしい。

 スピーカーは液晶ヒンジ側に取り付けられている。デンマークの高級スピーカーメーカーであるDynaudio製を採用し、本製品では同社製の2.1チャンネルスピーカーを搭載している。スピーカーのコーンがユーザー向かうように斜めに取り付けられ、再生音も音がこもらず音声も聞き取りやすかった。

 インタフェースは、左側面にヘッドフォンやマイク、ライン出力、3基のUSB 3.0、SDXC対応SDメモリーカードスロットが並び、右側面には2基のUSB 2.0が用意されている。前述したように背面側には3系統の映像出力とギガビットLANコネクタを備える。このほか、電源ボタンの周囲にあるアプリケーションキー(タッチで動作するアイコン)は、動画再生ソフトの起動や強制的に冷却ファンの回転を上げるクーラーブースト機能、機内モードなどに割り当てられている。

本体前面/背面

本体左側面/右側面

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