それでは、定番のベンチマークテストで性能を計測してみよう。テストに使用したアプリケーションは、総合的なシステム性能を計測するPCMark 7、グラフィックス性能を測る3DMark 11および3DMark Vanrage、ストレージ性能を計測するCrystalDiskMarkの4種類だ。

Windows 8のエクスペリエンスインデックスは7.1。プロセッサが7.9、メモリが8.1、グラフィックスおよびゲーム用グラフィックスが7.1、プライマリストレージが8.1と、ノートPCとしては高いスコアでまとまっている(写真=左)。CrystalDiskMark 3.0.2のテスト結果。システム側のSSD(SD5SF2128G(128GB)はリード/ライトともに十分な性能を持っている今回は比較対象となる製品が用意できなかったため単独でのテストとなっている。PCMark 7の結果は、OSなどが異なるので直接比較はできないものの、以前レビューで紹介した「G-Master Hydro-X79」と比較しても、Entertainment以外のすべての項目でデスクトップ機を上回る性能という驚くべき結果になった。
3DMark 11や3DMark Vanrageについては、常識的な数値になっている。さすがに「G-Master Hydro-X79」に搭載されているGeForce GTX TITANには遠くおよばないが、このクラスのノートPCとしては十分以上の性能を持っているといえるだろう。
ベンチマークを見ての通り、総合性能は非常に優れたものだ。また、本機はこうしたスペック上の性能以上に、スピーカーの音質やキーの操作性などのゲームユーザーの視線にあわせた基本構成の部分が優れている。
個人的に特に優れていると感じたのは、負荷の高いベンチマークなどを使用してもファンの動作音が極端には目立たないこと。ゲーム中にファン音が目立つと気分がそがれるのでありがたい。同社によると、従来製品よりも冷却機能が強化されているとのことで、その部分が効果を発揮しているのだろう。
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