しまじろうモデルの本体はSlate7 Extremeそのものだ。そのため、大人が使っても十分に期待に応えられるスペックを持っている。Android4.2を搭載し、Google Playも利用できるため、必要なアプリは自由にインストールすればよい。
ここでは家族で活用する例としてアプリをいくつか紹介する。
こどもちゃれんじは未就学児童を対象とした通信教育教材だ。もし、小学生の兄姉がいた場合、「こんなにいいものをどうして弟(妹)にだけ?」と不平をもらすかもしれない。Google Playから教育用アプリをインストールしておけば、兄弟そろって楽しむことができる。特に手書きに対応した教育アプリがおすすめだ。
なお、「みまもルーム」はGoogle Playからインストールしたアプリを追加することもできるため、合わせて設定してしまうといいだろう。

小学生手書き漢字ドリル1006(学校ネット株式会社)は小学1年生から6年生までの漢字を網羅した無料アプリ。こどもちゃれんじを卒業した兄姉でも楽しめる(写真=左)。子どもが利用するからこそ、追従性の高さは重要(画面=右)タブレットバッグをスタンドにしてキッチンに置けば、SLate7 Extremeの画面に表示したレシピを見ながら調理することもできる。ただし、Slate7 Extremeには防水機能がないため、濡れた手で触らないように注意が必要だ。また、強力な内蔵磁石を使って、冷蔵庫の扉に貼り付けることもできる。
Slate7 ExtremeにはMicro HDMI出力端子が搭載されているので、しまじろうTVやGoogle Playでレンタルした映画などをリビングのテレビで家族みんなで楽しめる。
そのほか、Skypeを使った田舎の祖父母とのテレビ電話、Kindleなどの電子書籍ビューアなど、高性能Androidタブレットとしての利用方法は幅広い。

Direct Styrusの威力が発揮できるのはやはり手書き機能。MyScript Calculatorは手書きの計算式を計算してくれるアプリ写真(画面=左)。計算したところ。「?」を使った方程式にも対応(画面=右)本格的なタブレットは子どもにはもったいない、という考えもあるだろう。だが、独自規格の子ども向けタブレットでは拡張性、応用力が低く、活用できる期間を考えると割高になることもある。
それに対し、この「しまじろうモデル」は妥協のない製品選択だ。税込2万強の価格を高いと感じるか、安いと感じるかは人それぞれだろうが、子どもだけに使わせるのであればやはり、ちょっと高いと思うのが一般的な感覚ではないだろうか。
だが、しまじろうモデルは「家族全員が使える」タブレットだ。だから、家族共用のタブレットとして活用できれば結果的に割安になる。Wi-Fiモデルのため、あまり外へは持ち出さないかもしれないが、シリコンカバーのみであれば大人が持ち出す場合にもギリギリOKなラインだ(もちろん個人差はあるだろうが)。
ただし、購入の際に「これは●●ちゃんのものだよ」と子どもに伝えるかどうかは慎重になったほうがいいだろう。「ボクのしまじろうをパパがかえしてくれない!」という揉めごとを生まないためにも。
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