COMPUTEX TAIPEI 2014では、マザーボードベンダーが新モデルやインテルの未発表チップセット「Intel X99 Express」搭載の開発中サンプルを積極的に公開しているが、MSIもブースで新しいマザーボードシリーズや次世代規格のインタフェースを搭載したサンプルを展示していた。
マザーボードの新しいラインアップとしてCOMPUTEX TAIPEI 2014に合わせて発表したのが「ECO」シリーズだ。電力管理機能を強化して消費電力を抑えることを重視したマザーボードで、ブースには「H97M ECO」のほかに、「B85M ECO」「H81M ECO」を展示していた。すべてmicor ATXフォームファクタだ。いずれも7月に出荷を予定している。実売予想価格は未定だが、汎用マザーボードで同じレンジのモデルと比べて、同等かやや高めになる見込みという。
オンボードスイッチとして「ECO」ボタンを備え、これを有効にすると、事前に設定していた電力管理設定の「ECO mode」でシステムが動作する。ユーティリティとして用意する電力管理機能「ECO Center Pro」では、システムのCPUファンや各種インジケータ(ストレージデバイスアクセスランプや電源ランプなど)、オーディオや映像出力、USBに有線LAN、そして、拡張スロットのそれぞれで電力供給のオンとオフを設定できる。この設定は、先ほどの「ECO mode」のほか、「Lounge mode」「Server mode」の3パターンで切り替え可能だ。
さらに、Hyper-threadingにCPUの有効コア数といった、通常BIOSで設定する電力管理機能にアクセスする機能や、システム内部温度に合わせてクーラーファンの回転数を設定するハードウェアモニタ機能も設定可能だ。
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