CES Unveiledに集まった“見た目で勝負”な注目製品2015 CES(2/2 ページ)

» 2015年01月05日 18時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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有名パテェシエの職人技も複製可能に「3D FOOD Printer」

 XYZprinterは、食材を素材に使う「3D FOOD Printer」をCES Unveiledに展示した。展示の作例では、クッキーとチョコレートの飾りを紹介していたほか、チョコレート飾りの出力デモも行った。チョコレートの飾りはチューブから出てくる素材で図柄を描くように出力する。

食材を出力素材に使う「3D FOOD Printer」

 3D FOOD Printerのサイズは426(幅)×433(奥行き)×608(高さ)ミリで、PCとの接続はUSB、または、無線LANを利用する。素材押し出しタイプで素材タンクの容量は50〜100cc、ノズルサイズは1/2/4/8ミリを選べる。出力サイズは最大で200(幅)×150(奥行き)×150(高さ)ミリを確保している。

クッキーやチョコレートの飾りを出力可能(写真=左)。デモではチョコレートを出力素材に使っていた(写真=右)

ペダルなら電力を供給できるでしょ「smart pedal」

 smart pedalは、文字通り、自転車のペダルにGPSやワイヤレスWANチップを組み込んで、スピードやルート、高度、そして、消費カロリーなどの行動ログをモバイルデバイスに転送する。

 同様のサイクリング行動記録デバイスはすでに多種多様の製品があるが、smart pedalなら、内蔵した発電機によって運転中は電気を供給し続けるほか、ペダルを交換するだけで自転車に搭載できるので、ホルダーが必要な従来のデバイスと違って導入が容易と説明している。

ペダルの形をしたGPSロガーの「smart pedal」

発電機を内蔵しているので、自転車で走っているときは駆動電力を自ら生成できる。また、ペダルを交換するだけで自転車に搭載できるホルダーいらずなところも意外なメリットになる

見た目のインパクトで主役だった「myBrain」

 活動量を測定して無線接続のモバイルデバイスに送信するブレスレットタイプのウェアラブルが多い中、「myBrain」は頭に装着するヘッドギアタイプのデバイスを展示していた。

 myBrainには、左右両端の内側にそれぞれ8ピンの金具を備えている、これで「脳波」を取得し、Bluetoothで接続したモバイルデバイスに送信する。モバイルデバイスでは、受信した脳波の状態に適した音楽を作り出してユーザーをリラックスさせるという。

見た目のインパクトは、2015年のCES Unveiliedでもポイントが高いmyBrain Technologiesの頭部装着デバイス

デバイス後部に設けた接点で脳波を取得し、Bluetoothで接続したデバイスに送信する(写真=左)。脳波を受信したデバイスのアプリでは、脳波の状況に合わせてリラックスできる音楽を作り出してユーザーに聴かせる(写真=右)

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