Microsoftが84型4Kパネルを搭載したWindows 10搭載デバイス「Surface Hub」を発表未来のホワイトボード

» 2015年01月22日 19時24分 公開
[ITmedia]

 既報の通り、米Microsoftは1月21日(現地時間)、次期OS「Windows 10」に関するプレス向け説明会を開催した。

 同イベントでは、Windows 10の無料アップデート(Windows 7/8.1およびWindows Phone 8.1が対象)が明らかにされたほか、音声パーソナルアシスタント機能「Cortana」のWindows 10への搭載、新しいWebブラウザ「Project Spartan」(開発コード名)、Xbox Liveユーザー向けのアプリなどが発表されているが、これらに加え2つの新デバイス「Microsoft Surface Hub」と、「Microsoft HoloLens」も披露されている。ここではSurface Hubを取り上げよう。

Windows 10の発表イベントで披露された、84型4Kパネルを搭載する「Microsoft Surface Hub」

 Surface Hubは、100点マルチタッチに対応する大型ディスプレイを備え、会議室に設置したホワイトボードのように、複数のユーザーでブレストを行うような利用シーンを想定した新デバイスだ。55型と84型の2サイズで展開される(84型は4K解像度)。

 OSとして搭載されるWindows 10には、大画面のSurface Hub用にカスタマイズされたSkype(Skype for Business)やOffice、OneNoteが組み込まれ、タッチおよびスタイラスによる入力をサポートするほか、本体に内蔵するカメラやマイク/スピーカー、Wi-Fi、Bluetooth、および各種センサーにより、ビデオ会議システムとして利用可能。従来のようにホワイトボードに書き出されたメモをスマホで撮ったりすることなく、保存したコンテンツを自分のOneNoteにそのままEメール送信できる。

 同イベントでは、Surface Hubで動作するアプリにスタイラスで文字を書き込んだり、レンダリングされた3Dモデルを操作したり、テレビ会議に参加してコンテンツを共有する様子がデモされている。

専用スタイラスでホワイトボードに書くようにOneNoteに入力できる

マルチタッチにも対応し、拡大/縮小、回転が可能。サイドバイサイドで画面を分割表示し、それぞれの画面で入力も行える

Surface Hubは大別してブレインストーミングとテレビ会議という2つの利用シナリオが想定されている

発表会では、ウェルカムスクリーンからワンタッチでオンラインミーティングに参加し、表示したコンテンツを共有する様子がデモされた

 Surface Hubは2015年後半のリリースを予定している。価格は発表されていない。

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