米Microsoftは1月21日(現地時間)、Windows 10に関するプレス向け説明会にて、同OSが搭載する新開発のWebブラウザ「Project Spartan」(開発コード名)を発表した。今後提供されるWindowsのプレビュー版に搭載される予定だ。
これまでWindowsの標準ブラウザだったInternet Explorerと異なり、新たに開発したWebブラウザ(Windows 10におけるIEの扱いについては発表されていない)。現在のWebに対応した新しいレンダリングエンジンを採用するという。Windows 10のユニバーサルアプリとして用意され、PCだけでなく、タブレットやスマートフォンでも利用できる。
SpartanはWebページ上にスタイラスペンやタッチ操作で書き込めるほか、任意の場所をクリックしてキーボードでコメントを加えることもできる。書き込みやコメントを加え、必要な部分を切り取ったWebページは、OneDriveに保存したり、SNSなどで共有することが可能だ。
Safariのリーディングリストと同じような「リーディングモード」も搭載した。Webページのコンテンツを電子書籍のようなシンプルな画面構成で閲覧でき、オフラインで見る機能も持つ。
音声パーソナルアシスタント「Cortana」も統合した。SpartanでWebサイトを検索したり表示する際、Cortanaで学習して蓄積したユーザー情報やBingのデータベースをもとに、知りたい情報に素早くアクセスできるよう補助する。例えば、航空会社の名前を入力すると、航空会社のWebサイトに移動することなく、自分が購入したチケット情報を表示するようなことが可能だ。
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