米Microsoftは1月21日(現地時間)、2015年後半に発売予定の次期OS「Windows 10」に関するプレス向け説明会を開催。ジョー・ベルフィオーレ氏が登壇し、同社の音声パーソナルアシスタント機能「Cortana(コルタナ)」をWindows 10のPC版にも搭載することを発表した。
Cortanaは、Windows Phone 8.1搭載スマートフォン向けに提供されていた音声パーソナルアシスタント。検索エンジンのBingをベースとして、iOSの「Siri」とGoogleの「Google Now」を合わせたような機能を持ち、日々の操作履歴などからユーザーの好みや生活について自動的に学習し、その人に合ったアシスタント機能の提供を目指しているのが特徴だ。
PC版Windows 10のデスクトップ画面では、タスクバーのWindowsボタン右側に検索エリアが用意され、そこからポップアップしてCortanaの機能を利用できる仕組み。Cortanaはリマインダーや天気の確認、経路検索、ローカルストレージとOneDriveのファイル検索、アプリの検索や起動、音楽の再生、音声によるメールの作成と送信などが行える。
スマートデバイスとの連携も想定されており、同じユーザーがPC、スマートフォン、タブレットでWindows 10を使う場合、Cortanaが自動学習した内容や操作履歴などが共有できる。
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