デルは11月5日、都内で法人向けデスクトップPCの新製品発表会を開催し、新しい「OptiPlex」3シリーズ6製品と、「Vostro」3製品を発表した。
発表会冒頭に登壇した同社クライアント・ソリューションズ統括本部統括本部長の山田千代子氏によれば、ビジネスの現場におけるテクノロジーの進化によって、働く場所や時間といった環境が大きく変化しており、働き方は5つのペルソナ(人物像)に分けることができるという(写真参照)。もはや「働き方がデバイスを選ぶ」といった状況になっていると同社は考えていると話す。
そんな中、インテルと同社が共同で調査した結果によれば、全体の77%がデスクトップPCを業務で利用しているという。同社はこれを「意外な結果だ」と評しながらも、「以前と違う点はノートブックや2in1、タブレットとの併用しているユーザーが増えたこと」と説明する。
今回発表した法人向けデスクトップは計9製品だ。中小企業向けとなる「Vostro 3000」シリーズは、ビジネスで最低限の機能を備えたシンプルなモデル。旧機種からCPUやメモリといった基本スペックを向上させながら、本体サイズを50%以上小型化し、30%以上の軽量化を図っている。
「OptiPlex」シリーズは、最低限の機能を備える「OptiPlex3000」シリーズ、上位モデルと同等のチップセットを備え管理性を高めた「OpitPlex5000」シリーズ、クラス最高の拡張性を実現するフラッグシップ「OptiPlex7000」といった豊富なバリエーションを用意。こちらも旧機種に比べてパフォーマンスを最大70%向上させながら最大43%の小型化と最大63%の消費電力削減を実現する。
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