浦田氏が“最強のゲーミングノートPC”と認めるGT72S 6QF Dominator Pro G Dragon Editionの魅力は性能だけではない。ざっと列挙するだけでも、NVIDIA G-SYNCに対応したディスプレイ、ゲームプレイ時のネットワーク遅延を最小限に抑える「Killer Double Shot Pro」と、臨場感を高めるNahimicサウンドテクノロジー、そしてゲーマー御用達のSteelSeries製キーボードと枚挙にいとまがない。
また、外装のデザインもゲーマー心をくすぐる仕上がりだ。直線基調のソリッドなフォルムや、アルミ素材にヘアライン加工を施した上質な赤がこのモデルの“特別さ”を演出している。「ゲーミングPCらしい派手さがきちんと洗練されたデザインにまとまっていて見ているだけで所有欲を満たしてくれる出来映えだと思います」と浦田氏。「ちなみに天板のドラゴンの目は電源投入時に光ります」。
デザイン面では、SteelSeries製キーボードも特筆すべきポイントだ。ゲーミングノートPCらしいイルミネーションバックライトは従来モデルと同様だが、光り方が異なっている。
実はキーの側面に透明なパーツを用いることで、各キーの下に埋め込まれたLEDの光を透過し、より鮮やかに見せる演出をしているのだ。キーボードユニットのわずかな隙間から光が漏れ出ていた旧モデルに比べればまるで違うことに気づくだろう。ゲーム体験に直結する部分ではないものの、こうした細部のデザインに見られるこだわりは「さすが限定モデル」と思わせる。
「このほか、LANパーティなどへ持ち運ぶ際に便利なオリジナルバックパックも特典として付属してきます。PCゲームを最高の環境で楽しめるノートPCであることはもちろん、これを持っているだけでほかのゲーマーがうらやむような、そんなパッケージになっています」(浦田氏)。
一方、かつて世界大会で活躍した元プロゲーマーの谷口氏も「最高のゲーム体験を求めるならこのモデルしかない」とアピール。「PCの性能が高ければそれだけ安定してプレイできますし、精神的にも余裕が出ます。例えば、爆破のエフェクトで処理が重くなって、わずかな瞬間でもエイムがスムーズに行えないと、通常の場面でもどこか心理的な負担になってしまう。また、画質が高くても高フレームレートが出せるのであれば画質は高いほうがいい。遠くの敵も視認しやすくなりますし、プレイヤー周囲の環境のディティールから読み取れる情報も多い。敵プレイヤーの影で相手より先にこちらが気づくということもあります」と、プロの視点で解説した。
なお、GT72S 6QF-019JPのディスプレイは、17型で解像度は1920×1080ピクセルとなっている。このクラスの製品であれば4K(3840×2160ピクセル)解像度を望みたいところだが、谷口氏によれば「そうした声もありますが、FPSのガチ対戦で4K解像度を使うことは現状ほぼないと思いますし、リフレッシュレートが48Hzしか出せないのであれば4Kは逆にネックになってしまいます。ただし、競技向けではないゲームタイトルももちろんあるので、そうした声は取り入れていきたいですね」とのことだ。
性能、デザイン、パッケージに至るまで、すべてで最高を目指した限定モデル「GT72S 6QF Dominator Pro G Dragon Edition」。“選ばれた店”が売り、“選ばれた人”だけが買う特殊な製品ではあるが、浦田氏の狙い通り、11月6日から予約受付を開始してあっという間に9台を販売。常識外れな価格ながら、11月26日時点でいよいよ残り1台となっている。国内10人の最後のひとりに滑り込みたい人は要チェックだ!
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