ゲームで勝つための通信環境を――ASUSが最大転送速度2167Mbpsの無線LANルーター最上位モデルなど計3製品を発表実機を写真でチェック

» 2016年03月07日 20時20分 公開
[山口恵祐ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ASUS JAPANは3月7日、ゲーミング向け無線LANルーター「RT-AC88U」と、NVIDIA G-SYNC対応の湾曲34型ウルトラワイドゲーミングディスプレイ「ROG Swift PG348Q」、USB Type-C接続の15.6型モバイルディスプレイ「MB169C+」の計3製品を発表した。3月11日より販売を開始する。

ゲーミング向け無線LANルーター「RT-AC88U」

 Cortex-A9ベースの1.4GHzデュアルコアプロセッサと512MBのメモリを搭載する、無線LANルーター最上位モデル。価格はオープンで、予想実売価格は3万5500円前後(税込)。

「RT-AC88U」 「RT-AC88U」
前面の通知表示類 前面の通知表示類

 Broadcomの「NitroQAM」技術に対応し、IEEE802.11ac使用時なら有線LANを超える最大2167Mbpsの転送速度を実現。トレンドマイクロの技術を使用したルーター用セキュリティ機能や、接続機器の位置を検出して狙い撃つ「Ai Radar」、通信経路を最適化し、ゲームのタイムラグとパケットロスを最小限に抑える「WTFast」や、ゲーム関連の通信優先度を高める「Adaptive QoS」などゲームに特化した機能も搭載している。

 本体に搭載する8つのポートのうち、2つはチーミング機能に対応。2つのLANケーブルで対応NASと接続すれば、最大2000Mbpsの高速通信が可能となる。

ポート ポートは背面に用意する

 さらに、「ASUSWRT」と呼ばれる管理設定機能を搭載しており、接続デバイスの一覧やトラフィックなどをグラフィカルな画面で一括管理できる。また、AndroidおよびiOS対応の専用アプリ「ASUS Router」を使えば、スマートデバイスから無線LANルーターの各種設定や接続状況などの確認も可能だ。

ASUS Router 接続状況などを確認できるアプリ「ASUS Router」
ASUS Router 他社は機能ごとにアプリが分かれていて煩雑なのに対し、ASUS Routerは一つのアプリに機能を集約しているのがポイント

 本体サイズは、300(幅)×188(高さ)×60.5(奥行き)ミリで、重量は約950グラム。

NVIDIA G-SYNC対応、湾曲34型ウルトラワイドゲーミングディスプレイ

 ASUSのゲーミングブランド「R.O.G」シリーズから、ゲーム用途に特化した34型湾曲液晶ディスプレイ「ROG Swift PG348Q」が登場。価格はオープンで、予想実売価格は20万円前後(税込)。

「ROG Swift PG348Q」 「ROG Swift PG348Q」

 アスペクト比21.9のUWQHD(3440×1440ピクセル)表示に対応する液晶ディスプレイで、画面が湾曲していることによって没入感を高めている。水平垂直178度の視野角を確保するIPSパネルを採用し、sRGBカバー率100%の色域をカバーをすることで元データに忠実な色表示が可能。10bitカラー(約10億7374万色)表示対応で豊かな映像を表示できる。

「ROG Swift PG348Q」 「ROG Swift PG348Q」でWorld of Warshipsをプレイ
「ROG Swift PG348Q」 湾曲ディスプレイにより、迫力のゲーム体験が味わえる

 リフレッシュレートは100Hz(1秒間に画面を100回書き換える)。液晶ディスプレイの書き換えタイミングをビデオカードで制御することで描画のカクつきやチラつきを抑える「NVIDIA G-SYNC」にも対応。

 その他、ハードウェアで画面上に照準やカウントダウンタイマーを表示する「GamePlus」や、ゲームジャンルに合わせた色調変更、ブルーライト軽減などを豊富な機能を備えている。

「ROG Swift PG348Q」 右背面にはコントロール用のボタンが4つとジョイスティックを搭載している

 最大輝度は300カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1000:1。映像入力はDisplayPort 1.2×1とHDMI 1.4×1の2系統を備えている。本体サイズは、829(幅)×297(高さ)×558(奥行き)ミリで、重量は約11.2キロ。

USB Type-Cケーブル1本で接続可能なモバイル液晶

 「MB169C+」は、ACアダプターを必要とせずに「DisplayPor over USB-C」をサポートするノートPCとUSB Type-Cケーブル1本で接続できる15.6型モバイル液晶ディスプレイだ。

「MB169C+」(右)

 水平垂直160度の視野角を持つフルHD(1920×1080ピクセル)のIPSパネルを採用し、本体は約800グラムで8.5ミリの薄さを実現。ディスプレイスタンドにもなる専用のスリーブケースも付属する。

スリーブケースで本体を立てかけたところ スリーブケースで本体を立てかけたところ
重量は約800グラムだが、本体が大きくて薄いため軽く感じる印象だ
背面はスピンヘアライン加工によって高級感のある作り
スリーブケースに収納したところ

 最大輝度は250カンデラ/平方メートル、コントラスト比は700:1となる。本体サイズは、379(幅)×236(高さ)×8.5(奥行き)ミリで、重量は約800グラム。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月10日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  3. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  4. M4チップ登場! 初代iPad Proの10倍、前世代比でも最大4倍速くなったApple Silicon (2024年05月08日)
  5. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. iPad向け「Final Cut Pro 2」「Logic Pro 2」登場 ライブマルチカム対応「Final Cut Camera」アプリは無料公開 (2024年05月08日)
  8. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  9. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
  10. パナソニックがスマートTV「VIERA(ビエラ)」のFire OSモデルを6月21日から順次発売 Fire TVシリーズ譲りの操作性を実現 (2024年05月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー