連載
» 2016年03月30日 16時00分 公開

Windows 10の次はどうなる? Microsoft開発者会議「Build 2016」は日本時間3月31日0時30分から鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(1/2 ページ)

Microsoft開発者会議「Build 2016」は間もなく開催。会場前の盛り上がりとイベントの見どころをお伝えする。

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日本からもネット中継で基調講演の視聴が可能

 米Microsoftの年次開発者会議「Build 2016」が、米カリフォルニア州サンフランシスコで3月30日(米国時間)にスタートする。会期初日の30日は朝8時半〜11時(日本時間で31日午前0時30分〜午前3時)に基調講演が行われ、ここでWindows 10ならびにその周辺サービスに関する最新情報が発表されるだろう。

 今回の基調講演の模様は、従来同様にインターネット経由での中継が予定されており、Build 2016のイベントサイトまたは公式News Centerで閲覧可能だ。また、中継終了後の基調講演や会期中の各セッションは、そこで使用されたプレゼンテーションも含めてChannel 9上に関連ファイルがアップロードされるので、後日あらためて確認できる。

会場 Build 2016の会場となる米カリフォルニア州サンフランシスコ市内のモスコーンセンター・ウエスト(Moscone Center West)
行列(1) 前日15時からスタートするレジストレーションには長蛇の列
行列(2) 会場の外もこの盛り上がり
会場内の垂れ幕 会場内にこんな垂れ幕を発見
アプリダウンロード翻訳結果 試しに手元のiPhoneで「http://translate.it」にアクセスしてみると、Microsoft Translatorのアプリ画面へと転送された(画面=左)。提示されたメッセージを翻訳してみた結果は……(画面=右)

Windows 10の次のマイルストーンに注目

 本連載でも度々触れているが、Windows 10は次期大型アップデートの「Redstone(RS1)」が視野に入っている。もともと2016年には2回に分けてRedstoneが配信される予定と言われていたが、2回目の配信タイミングは延期されたようだ。1回目のRedstoneにあたる「RS1」は、2016年6月前後に配信されるとみられる。

 もし6月にRS1が配信されるとすれば、Build 2016の開催から配信まで2〜3カ月程度の期間しかなく、恐らくはRedstoneに関する何らかのアナウンスがBuild 2016のタイミングで行われると考えられる。具体的な時期の発表がなかったとしても、RS1で盛り込まれる新機能や改良点が、最新の内部開発ビルドを通してデモストレーションされるはずだ。

 RS1での改良点は多岐にわたるとみられるが、代表的なものの1つはEdgeブラウザ向けの「Extensions(機能拡張)」だ。既にWindows Insider ProgramのFast Ringに参加しているユーザーには「Windows 10 Insider Preview Build 14291」以降に提供が始まっており、実際に試すことができる。

 ただ前回もレポートしたように、現在実装されているExtension APIは開発途上のもので、実際に利用可能なExtensionsの数も3種類と非常に少ない。Buildの基調講演ではもう少しバリエーション豊かに複数のExtensionsが紹介されると思われるが、RS1の一般配信(CB)が行われる6月前後まで、当面はスローペースでの拡充となりそうだ。

Extensions for Edge Edgeに追加された拡張機能「Extensions」。画面はWindows 10 Insider Preview Build 14291のもの

 この他、Windows 10 for Desktop以外にも、Windows 10のエコシステムを構成する技術の“次”に注目したい。具体的には「Windows 10 Mobile」「Xbox One」「Windows 10 IoT」などの最新動向だ。今回のBuild 2016におけるセッションリストを見ると、UWP(Universal Windows Platform)アプリ開発を中心に、XamarinやCordovaなど、クロスプラットフォーム開発環境についてのセッションが再講演も含めて非常に多い。また今回は「Windows 10におけるゲーム開発」のセッションも多く、この分野が現在のMicrosoftにとって注力すべき重点分野だということが分かる。

 2016年は「Windows Server 2016」のリリースが控えている。一般のPCユーザーにはあまり興味のある話題ではないかもしれないが、Windows Server 2016ではコンテナ対応の強化などが図られ、よりクラウドへの親和性が高まっている点が特徴だ。

 クラウドはMicrosoft Azure、企業やデータセンターといったオンプレミス用途はWindows Serverという区分けが一般的かもしれないが、この両者の中間的存在としてMicrosoftの今後を占う重要な製品になるかもしれない。合わせてサーバやクラウドサービス関係の情報もチェックしたいところだ。

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